2016年6月24日金曜日

脳の癖?バグる脳

【本の感想】
主にデザイン関連の本の感想を書こうと思います。




「バグる脳 脳はけっこう頭が悪い」 

  • ディーン ブオノマーノ (著)、柴田 裕之 (翻訳)
  • 発行所:河出書房新社
  • 2012年12月19日第1刷発行
評価4 ★★★★☆



言葉の連想が多いほうが覚えやすいという。
例えば、自己紹介の時に「ベイカーさん(ラストネーム)」と「パン屋さん」では、
連想する事が多いので「パン屋さん」の方が覚えやすい。

また、脳の判断は曖昧で不確かなものだとわかる。
人は値段が高い物の方が価値があると思ったり、
比べる対象を増やすと最初に選んだものとは違った選択をしたり、
動物は上位のオスの真似をしたり、
記憶を書き換えたり…

脳はけっこう騙されやすいんだと思った。

インパクトのある題名と表紙の本。
ボリュームがあって専門用語も多かった。私の頭では内容をすべて理解しながらは読むことは難しく、飛ばして読んだ部分もあった。
それでもわかりやすい文章で書かれていたと思う。

ホンマでっかTVの専門家が話すように「以前こういう実験が行われて〜結果こうだった」という感じで進んでいくので、その点がよかったな。