2016年8月7日日曜日

スクラップブック風チラシからデザインの着想の話

【チラシデザインしました】


スクラップブック風チラシ/シェアオフィス・コワーキングスペース(ブース会員用)川岸倉庫フライヤー・チラシ


倉庫の一部を改装し、シェアオフィス・コワーキングスペースにリノベーションした施設です。
昨年秋から営業なのでまだ新しく、
イギリス帰りの一級建築士・熊木英雄さんが作った木目が優しいデザインあふれる空間とこだわりの椅子が特徴です。

も〜それだけでモチベーションが上がりました!


デザインをスクラップブック風に仕上げたわけですが、
このチラシデザインの着想は、
一級建築士が作った椅子でした。

他のコワーキング施設を比較して、
(検索した限りは、)
一人の建築士が作り上げた空間や椅子なんてありません。

いわゆるデザイナーズ物件だと思うのですが、
椅子まで設計しているところにこの場所の価値を感じました。

なおかつ座り心地抜群の椅子なんです!
PC作業の多い私みたいな職種にはかなり重要です。


Casaのような雑誌に載っているステキな椅子を切り取って、
お気に入りを集めたスクラップブック…
そんなイメージがいいと。

クライアントからはデザインの方向性と使いたい素材とフォントの指定があり、
それを組み合わせて作り上げました。


スクラップブック風チラシ(シェアオフィス川岸倉庫ブース会員用フライヤー・チラシ)
裏面

「この部分が好き!ここを魅せたい!」と
いった気持ちを最初に見つけることが
デザインの着想をする際の私のやり方です。


人でも物でも食べ物でも
自然と良いところを見つける習慣がつくようになったと思います。


ただ単純に文字を並べ、写真を配置し、
それなりにキレイにみせるやり方も世間には"デザイン"と呼ばれますが、私はそれはやりません。

必ず「好きや価値」を見つけます。

他のデザインの違いはその部分であると思います。
その差は、わかる人もいれば、わからない人もいます。

でもそれはしょうがないこと。

デザイナーの矜持として持っています。