アイデアの発想は、
黒板やチョークアートの作品を注意して見るようになった最近ですが、
かっこいい黒板で、日本語で書かれているものが少ないな〜と感じます。
アルファベットは26文字だから、デザインに落としやすいのも確かで。
カフェに英字で書かれた黒板アートがあると、
うわ〜オシャレカフェ!!ってパッと見ても思います。
だからこそ、
だからこそ、
抗いたい気持ちがむくむくと頭をもたげてきて、
日本人なら日本語でカッコよくやってやるぞ!!みたいな挑戦を勝手にしています。
今回は、
無性に明朝体をレタリングしたくなって、漢字を使いました。
切ったり、ずらしたり、サイズが微妙に違うものを組み合わせたりしました。
違う文字が合わさるとそこが今まで存在しなかった空間(異空間)になったり、
同じ文字でも、ある一定の部分からずれたり、
繋がったりしたらそこにまた異空間が生まれる…
そんな感じをテーマに不思議な平面を作りたいと思いました。
レイアウトは、
横を3つに分割して、右・中央・左というカテゴリー分けをしました。
3分割した縦長の骨組み |
3つのイベントだったので縦も3つに分けましたが、
左の2016の数字部分は、
縦ラインの骨組みを強調するため横ラインを崩す役割をしています。
表現は、
明朝体の漢字、それに合わせて英字もセリフ体を選びました。
漢字は、内容に合わせて一文字で表したら何か?で選びました。
今回の場合、
- ハーブクラフトワークショップ.....香
- 写真の撮り方ワークショップ.....写
- 親子で楽しむ写真ワークショップ.....子
漢字と英字は、装飾要素としての役割だったので厳密なレタリングをしていません。
四角い色面を左と右に付けてたのは、縦ラインの強調するためです。
装飾的にワープロのスペースみたいな見え方にしました。
スペースを装飾的に表現 |
色はバランスをみながら対角で分けました。
なぜ縦ラインを強調するかと言うと、
発想(コンセプト)が「切って、ずらして、合わせる」だからで、
どこから切れてるの?をはっきり見せないと、
ゴチャゴチャした画面になり何が言いたいのか分からなくなるからです。
書き上がってみて、
漢字って一文字で遠くからでも分かるからすごいなぁと感じました。
そこが英単語にはない強みだと改めて認識しました。
「香 写 子」が人の名前のように見えるのは、たぶん日本人特有ですね。
文字を「切って、合わせて」は、PCだと簡単に出来てしまうけど、
手書きだとご都合主義的に融合できて面白いなぁと思いました。