2016年12月13日火曜日

ヘンゼルとグレーテル投影型紙芝居

【イラスト描きました&イベント報告】

12月4日、コンサート内でプロジェクターで壁に映す形で音楽会内で紙芝居をしました。
紙芝居のイラストを担当しました。


実際のコンサートでの紙芝居の様子


フライヤーデザインから紙芝居の依頼へ


第一回、第二回と、こどものためのコンサートのフライヤーをデザインした縁で、イラストのお話をいただきました。面白い試みなので「ぜひ!」と二つ返事で承諾しました。

こどものためのコンサートフライヤーのデザイン記事はこちら



今回の第三回のフライヤーでは私の名前も載っているという自分では想像していなかった事態に。 「ぜひ顔写真を!」と出演者の方から言われたのですが、載せられるプロフィール写真もなく、音楽家の人と並んで黒子の私が出てはおかしいと思い至り、似顔絵にしました。
このブログでも使用してます似顔絵です。(ちなみに名刺にものっけてます)



PowerPointを使った紙芝居


題材はヘンゼルとグレーテル。この時期にヨーロッパではピッタリな話なのだとか。

プロジェクターで壁に投影することは元々決まっていたので、MicrosoftのPowerPointを使いました。

PowerPointを使えるデザイナーは案外少ないかもしれません。デザイン会社では、使う必要がないので(^^;)
こういう部分は、デザイン会社出身ではない私の強みでもあります。

では早速イラストの紹介。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居1表紙
タイトルとヘンゼルとグレーテルのお家。
最初は真っ暗で序曲が流れ、合図と共にタイトルが現れる。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居2
ヘンゼルとグレーテルの登場。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居3
ごちそうがあると知り、踊る二人。
ここで演奏が入り、パワポのアニメ機能(シーソー)でゆらゆら動く。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居4
ミルク壷を割って怒られる二人。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居5
怒られて、森でイチゴを採ってくるよう言われた二人は道に迷う。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居6
眠りの精が現れて、二人は眠ってしまう。
ここで演奏、だんだん絵が消えて行く。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居7
朝。
ナレーションの言葉と共に暗くなったスクリーンにだんだんと絵が現れる。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居8
二人の前にお菓子の家が現れる。
少し動きをつけてびっくりした感じに。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居9
お菓子の家を食べようとしている所に魔女が登場。
魔女の腕は最初消えて表示させ、魔女の声とともに現れる。
ここで演奏。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居10
捕らえられたヘンゼルと手伝いをさせられるグレーテル。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居11
グレーテルが魔女をかまどに押し入れる。
炎のメラメラ感を出すために下から絵を出すアニメ、
(大きなスクリーンだとけっこう怖いので)すぐに消えるアニメの二つの効果をつけた

ヘンゼルとグレーテル紙芝居12
魔法が解けてこども達が解放される。
ナレーションはここで終わり。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居13
エンディングの演奏が入る。
ここでもアニメ(シーソー)で動かす。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居おしまいの文字
演奏の終わりかけに、だんだんと現れる「おしまい」の文字。

以上、13枚の絵を描きました。

イラスト制作とリハーサル


イラストはすべて手描きです。
Photoshopで色を付け、Illustratorで本の形にしました。
さらにパワーポイントで少しアニメーションをつけ、紙芝居の完成です。

背景を黒くするとプロジェクターで映した時に本の形だけ浮かび上がるのをリハーサルで発見しました。 この発見、見た目が面白いのでぜひ他でも何らかの形でやってみたいです。

リハーサルの時は、動きはほとんど付けていなかったのですが、「こうイラストが現れたらいいな」とか「こう消えたらうっとりだな」と思い本番までに調整しました。 時間のカウントをリハーサルで計っていたので、それに合わせてアニメーションを加えました。

本番前の合わせまで、設定した秒数でアニメーションがちゃんと終わるかなどドキドキでした。



イベントが終わって


途中で入るヴァイオリン、ピアノ、ソプラノの生演奏がとても素晴らしく、子供時代にこんな素晴らしい音を聞く体験を出来たらとても良い経験になるだろうなと思いました。

私は小さい頃は、母が劇団四季のミュージカルなどに連れて行ってくれました。
「舞台」の近くまで行ったら見えない所でオーケストラが生演奏しているを知りました。

音感が優れていなかった私ですが(吹部だったのに成績は5段評価で3だった)、素晴らしい音を聴く姿勢や楽しみを子供の時に学びました。

大人になって母が私してくれた事を感謝しています。

こういったイベントに参加できるのも、あの時のあの経験が役に立っていると思うときが多々あり、無駄な経験など一つもないんだと実感しています。

また、こういうイベントやりたいです(^^)