2017年3月31日金曜日

グラフィックデザインはどう作る?がわかる本「なるほどデザイン」

【本の感想・レビュー】おすすめデザイン本

Amazonより

なるほどデザイン 
  • 著者:筒井美希
  • 発行所:エムディエヌコーポレーション
  • 2015年8月1日第1刷発行
評価5 ★★★★★



こんにちは。柿の庭デザインの石田栄です。

デザインをわかりやすく解剖した本「なるほどデザイン」の感想・レビューを書きたいと思います。

キャッチコピー「目で見て楽しむ新しいデザイン本」とあるように、全ページがカラーで写真多用、レイアウトも工夫がされていて雑誌のようにパラパラ読めます。

見せ方の違いで印象がこう違う、伝える相手も変わってくる、と感覚的にわかるようにできています。

ほとんどのページが「見る」ページなので、本全体の理解度には個人差が出るかもしれないと思いました。
気になったのが(私だけがそうなのかもしれませんが)、色々なレイアウトが多用されていて目まぐるしく、少しこの本は疲れる印象がありました。

なので、この本の位置づけは、たぶんデザイン資料集かなと思います。

レイアウト、写真、文字、文章、配色、グラフの選び方など、グラフィックデザイナーが「どうやって伝えるか?」を学べます。

そして、私のようにデザイン会社や印刷会社出身ではないデザイナーにとって、独学できて尚かつ先輩の工夫や知恵を教えてもらえるありがたい気持ちになれる書籍です。

経験豊富なグラフィックデザイナーの頭の中を見せてもらっている感じです。

流行りの「デザイン思考」の語源もなんとなくわかるかもしれません。
課題や問題は何か?
どのような解決策があるか?
例題と共に著者の筒井さんの色々な答えを見せてもらえます。

グラフやチャートの選び方なんかも載っているので、会社でプレゼンで説得させたい人にもオススメです。