髙田唯展
会期:9月19日(火)〜10月19日(木)
場所:クリエーションギャラリーG8
髙田唯展「遊泳グラフィック」 クリーエションギャラリーG8サイトより |
活版印刷に興味をもってから、色々な所でAllrightPrintingの名前を目にするようになり、追いかけるようになりました。
最初に教えてくれたのは、紙加工の会社の方でした。
「活版印刷に興味あるなら、ここ知ってる?」とAllrightPrintingのショップカードを渡してくれました。
その日のうちに、Webサイトをのぞいて見たらワクワクするようなグラフィックを作っていて、「活版印刷イズクール!!」と完全にやられてしまいました。
髙田唯さんは活版印刷の工房AllrigntPrintingの設立者です。
ロゴマーク、広告、パッケージ、装丁など幅広くアートディレクション、東京造形大学の准教授もされているんですね。
入り口の花輪が目立っていた |
花輪がギャラリー前に飾ってあるのを初めて見ました。
それがまたグラフィックデザインとマッチしていて、なかなか真似できない独特な雰囲気でした。
なんと言うか、
あらゆる年代のどんな派手な模様の服でも,古い型の服でも着こなせちゃうモデルさんみたいな感じというのでしょうか。
届いていた他のお祝いの花アレンジもちょっと変わった花材のものが多くて、見ていて楽しいな〜と思いました。
三角形を5年間に渡り描き続けたという展示がありました。
ちりも積もれば、三角形だけの展示ができるのです。
時間をかけて作られたモノには、強さがあります。
普通の三角形がだんだんと色が増えたり、角が丸くなったり、形を変えたりしていったそうです。
もともとの三角形の定義へ謎かけしているような三角形もあったり、広い意味で解釈したギザギザしている形もありました。
これ、デザインを起こす時のお客様へのヒアリングを思い出しました。
人によって「三角形」一つでも違いが出ます。
正三角形で話を進めていたら、実はお客様の中では二等辺三角形だったとか。
この展示を見て、自分がどれだけ思い込みを捨てて、色々なアイデアを出せるか挑戦しているのではないかと思いました。
素晴らしいグラフィックを創り出す人でも、吐き出す努力をしているのだなぁと自分がまだまだアウトプットが足りないと感じました。
展示を見終わって、
クリエティブな事がしたくなりました。
創り続けようと思いました。
一人で仕事をやっていると必ず煮詰まるので、こういう展示を見ると刺激になっていいです。