【展示見にいきました】
ブルーノ・ムナーリ -役に立たない機会を作った男
世田谷美術館/2018年11月17日(土)~2019年1月27日(日)
ふとアート展示情報を見ていて「ブルーノ・ムナーリ展」のフライヤーがすごく可愛くて、良くみると会期ギリギリだったので、見つけたその日にすぐ行きました。
ブルーノ・ムナーリを知らなかったです。
自分は知らないことだらけでほんと、勉強不足で浅いなと落ち込ます。少しでも語れる人になりたいです(泣)
気をとり直して、、
ムナーリは、イタリアのデザイナーで芸術家です。後で知ったのですが武満徹や福田繁雄とも交流があったらしいです。
抽象絵画やモビールなど、部屋に飾ったら楽しい気持ちになるだろうな〜と思わせる作品でした。後で美術手帖の記事を読んだら、「ユーモアやウィット」と表現されていて、あ〜なるほど!と合点がいきました。
ムナーリは多くの仕掛け絵本やおもちゃを作っていて、色や絵も面白いのですが、子供向けというより人間の感性に訴えかけるような部分が面白かったです。
簡単な図形を組み合わせて作る新しい形、線、半透明な紙、重なりによってストーリーが進んでいく本…めくりたくなる本能を刺激される感じを受けました。
ときたま、美大受験の立体構成を思い出させ、美大の基礎授業を思い出させました。
「基礎の造形」を最大限に表現した芸術だと思いました。
もっと学生の時に彼の芸術を知っておけば、もう少し自分の作品が変わったかもと後悔してます。
帰りにポストカードを買いました。
赤・緑・白黒で描かれたイラストです。
実はこれまでの経験上で密かに確信していることがあって、
それは
「人は自国の国旗カラーが好き」です。
ムナーリもイタリアの方なので、このイラストを見て「やっぱり!」と思いました。
もちろん全部が当てはまるわけではないですが、花屋にいた時に気づきました。
選んでしまう色ってあると思います。
まぁ国旗は、生まれてから一番よく目にする色組み合わせかもしれないので、意識の刷り込みはあるかもしれませんね。
ちょっと最後脱線しましたが、よい気分転換とインプットができました。