2018年1月19日金曜日

スマホ・iPadアプリを使ってアルバムを作った話

昨年の年末に青春18きっぷを使って京都に行ってきました。

早朝4時すぎ、まだ外が暗い時間に家を出て、始発に乗ってほぼ1日かけて京都に着きました。
電車に乗っている間は、「駅メモ」という位置登録のスマホゲームをやってて、寝る暇もなく…私は途中何度も寝落ちしましたが、夫はがんばってました。



位置登録ゲーム(通称:位置ゲー)の走りだったコロプラが任天堂に訴えられたとかで、今話題になってますね。
コロプラも楽しかったな〜。
名産品アイテムをゲットしたり、けっこう地理の勉強になってたと思います。

今は「駅メモ」にハマっているわけですが、
何と言っても魅力は、旅の記録になる!キャラクター可愛い(萌)!達成感がある!の3点だと思います。
他にも育成やバトル要素があり、ちょっと「艦これ」に似ているかも?
基本お出かけしないと面白くないゲームです。

そんなこんなで、ゲーマー夫婦の今後の旅は国内になりそうです。
(外国の駅は登録できないので)


さてところで、旅行すると旅先で撮った写真がたくさんたまっていきます。
写真を整理するついでに、私はせっかくなのでAdobeIllustratorやInDesignを使って編集してアルバムにしています。

これまでは自宅で印刷して冊子にして保存してたのですが、スマホになってからだんだん写真も増えて編集が大変になってきました。

スマホで年賀状編集できる時代、アルバムも作れるアプリあるはず!と探してみたところ、良さげなアプリを発見しました。


フタバ株式会社さんが出しているアルバム作成アプリです。
https://mageplus.jp/

写真整理アプリ


32ページの正方形のミニフォトブックが作れます。
簡単操作っぽいし、レビューも良かったのでiPadに早速インストールしてみました。

表紙写真を選ぶ
→16〜32枚のアルバムに入れたい写真を選ぶ
→順番や大きさ調整、キャプションなど入れる
→発注

という順番でとても簡単。

ちなみにフォトブックは送料込みで500円。
クレジットか料金まとめて請求か選べました。

届いたアルバム


発注して程なく商品発送のお知らせが来て、約1週間ほどで届きました。
大きさは146mm×146mmで厚さ2.5mmです。
とってもいい感じ!
1冊から注文できて、500円だし、充分じゃないですか!

スマホの写真で加工もしているので、あまり大きいサイズのアルバムだと、写真がざらざらしちゃうのでこれくらいの小さなサイズのアルバムが良いと思いました。





実際、上限枚数の32ページは、撮った写真全部入らないので、LINEcameraアプリのレイアウト機能を使って一枚に何枚も入れて画像を作りました。

ApplePencilで直接画像に文字を描き込み、イラスト入れたり、飾ったり、食べ物の写真を切り抜いて食べているシーンに合成したり、PC使わずにある程度の事できちゃいますね!!

正月休み中はPCを全く開かず、でした。
2週間くらい開かなかったかも…。(仕事の時は毎日開けてる)


ホント簡単に本ができちゃうので、ちょっとした贈り物とかにも良いかもです(^^)






2018年1月10日水曜日

2017→2018へ挨拶

2018年が始まり、柿の庭デザインも1月9日から仕事を開始しました。




振り返ると2017年は、WEB制作やイラストを企業に使ってもらう等の経験ができ、チラシなどの印刷物を作る以外で、グラフィックデザインの仕事の幅を広げられた年でした。

講師業の方も、新しい講座の企画・立ち上げメンバーになったりと色々な一歩を踏み出した感じでした。

良さげに見えるけどこれはすべて年の後半で、前半は仕事がなく(あっても安価で重労働で)精神的に荒れていました。精神を鍛えるための試練と思って前向きに考えていても「稼ぐ」行為をしていない自分に悲しくなりました。
やっぱりお金は大事です。


あと個人的には、2人の祖母が亡くなるという、寂しい年でもありました。
母方の祖母は年初めの2月、父方の祖母は12月の大晦日でした。

正月三が日過ぎてお葬式がありました。
祖母は栃木の人なのですが、親戚は新潟・東京両国・千葉・大阪とけっこう散らばっており、普段あまり会えない親戚が一同に会したお葬式は何だか新年会のような明るさでした。

祖母はもともと看護婦さん。婦長もやったとか。引退後民生員もやったとか。明るく活発、超絶お喋りで、麻雀好きで少々強引なところもある面白人でした。足を悪くしてからは年々弱り、1、2年前よりみな覚悟をしていました。90歳でした。

私はむかし子供の時分「確実に私と血の繋がりはあるのだろうけど(父と顔が似てるから)、ホントなの…?自分にもあるのかこの血。強烈な個性だわ…。」と少々引き気味でした。

こんな祖母なので、叔母(父の姉)も明るさを受け継ぎ、葬式後の食事でも明るく盛り上げ、最後にフォークダンスを踊るという葬式を忘れ新年会のようでした。

おかげで喪に服すというよりも、新たに気持ちでスタートしようという気持ちになりました。

この父方祖母は「動」なら、母方祖母は「静」でした。
全く性格は違えど、両方共に意思が強い女性でした。

祖母達が懸命に生きたように、私も。
懸命にもがいてみようと思います。

みんなが心躍るようなデザインがしたい!

本年もよろしくお願い致します。



石田栄

2017年12月26日火曜日

福笑い用12人の似顔絵

柿の庭デザインの石田です。

2017年もあと何週間かの12月中旬、
似顔絵を12人分作りました。

男性ばっかりです。
納期があまりなかったので、体の部分は簡単にしました。

この似顔絵は、子供が遊ぶ施設の先生方です。

来年1月に「福笑い用イラスト」として使用したいそうです。
実際の人を福笑いにするなんて、面白い発想ですよね。

土台やパーツを別々にしたデータも作りました。
福笑いの土台

福笑いパーツ


とにかく時間がなかったので、写真をAdobe Illustratorでトレースして彩色しました。

顔よりも体を小さく描くと漫画っぽく見えます。
トレースしただけだとリアルすぎて福笑い遊びの楽しさが半減しそうだな〜と思ってコミカルな雰囲気を出しました。

この頭大きく体小さい似顔絵文化っていつからなのかしら。
ウェディングのウェルカムボードとかよく使われてますよね。

似顔絵と言ったら、世代的には「ものまね歌合戦」の絵が印象に強く残っていて、子供ながらに「なんで目口鼻がズレたりしているのに似てるのだろう?不思議だなぁ」と、針すなお先生の似顔絵の奥深さを感じた思い出があります。



駿河屋HPより

今見ても針すなお先生の絵はすごく良いですね。

お義父さんも美大出身なので、現役時代に似顔絵を描いて〜と会社の人に頼まれた事があるそうです。
「本人がコンプレックスと思っている部分を強調して描かなきゃいけないから、似顔絵はあまりなぁ…(描くの好きじゃない)」
と言っていました。

あ!なるほど!そうやって特徴を強調する感じで似顔絵師さんは描いているのかぁと思いました。
(※お義父さんはイラスト描きではありません)



先生達はXmasが終わり、新年に向けて今きっと福笑いパーツを切っていることでしょう。
この福笑いで子供が面白がって遊んでくれる姿を想像すると嬉しくなりますね。

2017年12月6日水曜日

カフェのワインデー開催のミニチラシ

義母の店「Cafe & Gallery 柿の庭」でワインを出す事になりました。

これまではコーヒーと紅茶のみでしたが、お酒好きなお客様も多く、またオーナー(義母)自身もけっこう呑める口なので、「いつかはお酒も」と思って保健所への届け出も出していたようです。

12月にお酒を出す!と決まってから、どういったお酒にするかオーナーは色々と研究熱心に調べ、ワインと決めてからは飲み比べしてました。

私も話を聞くうちに醸造用ぶどうの名前をいくつか覚えてしまいました。
覚えるつもりは全くなかった人に覚えさせるというのは、いかにしつこく話をしていたかお分かりかと思います(笑)


決まったワインは「熊本ワイン」の肥後六花シリーズ。
そのうちの4つを出す事に決定しました。




とりあえず、第一弾として12月13日にワインデーを開催します。

簡単なチラシをA5二つ折りで作成しました。
なんとなく、ガチガチの広告チラシにならないよう気をつけて作成しました。

ワインに詳しくなったとは言えオーナーはワイン通でもないし、親しみやすい雰囲気でちょっとお酒をたしなむ感じを出せたら、と思いました。ワインとおつまみセットは私が描きました。

印刷も自宅プリンターです。

この間12月2日に、桶川でやったブラットベリー主催のクリスマスマルシェでチラシを配りました。
九州出身の方は、熊本のワインと聞くと嬉しそうでした。
みなさん九州愛が溢れてますね!

カフェ柿の庭オーナーも九州の熊本出身です♪

メニュー
  • 熊本ワインハーフボトル....1,323円(飲みきれない場合持ち帰りOK)
  • 手作りおつまみプレート....500円
  • 赤ワイン....400円、フルボトル2,000円
  • お酒の〆のコーヒー....サービス価格

ご来店お待ちしています〜。
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Cafe & Gallery 柿の庭
埼玉県川口市芝2-17-20
(京浜東北線 蕨駅徒歩12分)
http://kakinoniwa.com

2017年11月28日火曜日

セキュリティ会社紹介を漫画でやってみた

こんにちは、柿の庭デザインの石田です。
株式会社イズムさんのWebサイト内に使うイラストを作成、採用情報用の漫画を描きました。




会社紹介を漫画でできないかとお話をいただいて、打合せで資料をもらい、とりあえずどんな風に漫画になるか簡単なラフを見てもらいました。
「電工野いずむ」というキャラクターを作り、会社を紹介するというものにしました。

漫画の簡単なラフ

キャラクター:電工野いずむ君

株式会社イズムさんは、セキュリティ機器を施工する会社です。
「Web採用ページを充実させて応募の人材を増やしたい」という課題があり、他の会社との違いを見せたいとイラストや漫画を考えたそうです。面白い発想だな〜と思いました。

イズムさんのWebページQ&Aの求める社員像には、
「弊社社員は他業種から入社した人が殆どで、規律や規則に縛られたくない人達ばかりです。(省略)規律、指示がなければ行動できない人にとっては不向きです。」
とはっきりと書かれていて社風が感じ取れます。
自己裁量権が大きいというのはかなり魅力です。転職経験をネガティブにとらえていない所もいいですね。

私自身4つほど職場を経験しましたが、職場に転職経験者が多いのは、とても良いことだと思ってます。
「他のやり方を知っている強み」が仕事の効率化だったり、発想だったりにつながると思うんです。

と同時に長く続けている人に対しては尊敬してます。続ける事も才能だと思います。



漫画完成バージョン
話がそれました。
漫画は清書後、Photoshopで色を付けしました。

当初、漫画だけの話でしたが、打合せでWeb採用ページの構成など一緒に考えたところ、セキュリティ機器名を公に出せないという事情で、仕事の内容紹介もイラストで作成する事になりました。

実際の作業写真がなく、電気工事が全くわからない私としては少し苦戦しましたが、色々な資料を見てイラストを作成しました。

脚立のパースを描くのに苦労したのに、トリミングしたら入らなかったという悲しいアクシデントもありました。とほほ。
仕事紹介のイラストはIllustratorのパスで作成・色づけしました。

実際のイラストは、イズムさんの仕事紹介のページをご覧ください〜。

ロゴの横にもキャラクターを入れました。
「ヘルメットをかぶって仕事する会社」というのがイラストによってある程度わかるようになったと思います。
イラストの強みである、ぱっと見でわかるようになって良かったです。

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終わりに
最近、4コマ漫画の問い合わせがあったりとビジネス漫画ブームでしょうか。
素材サイトで簡単にイラストが手に入るようになって、他とは違う、オリジナルで作りたいと思う人達が増えてきたのかもしれませんね。

今後とも誰かの役に立てるような仕事をしていきたい!と思います。

P.S.
漫画で会社紹介したいというアイデア、間に入って情報の整理や連絡をしてくださったATOZEKI清田様ありがとうございました!

2017年11月16日木曜日

ウェブサイト制作でWixを使った話

【WEB制作】
アートディレクターの方にお声がけいただいて、ウェブサイト制作に携わりました。キタ ━━━ヽ(´ω`)ノ ━━━!!

個人的にはウェブサイトを作った事があるけれど、依頼されたホームページをがっつり作るのは初めて!
10月後半はこの制作と他の案件が重なり家に引きこもりでした。

作ったサイトをブログに載せたい所ですが…ダイビングスクールのサイトとだけ言っておきます。


Wixというクラウドのホームページ作成ツールを使って作りました。




今回初めてWixを触りましたが、ドラック&ドロップで感覚的にウェブサイトを作る事ができて、HTMLとCSSでサイトを作った事がある身として「ホントすごい!」と興奮しました。
テンプレも用意されてますが、いちからWebを作ることも可能です。

色々な良サイトを見て、こんなデザインが作りたい!と思っても、自身の技術的な問題でデザインを断念する事がありました。

が!Wixを使えば "ある程度"は 実現可能です!

そうです、"ある程度"です。
完全なものはありません。

まぁ十分すぎる"ある程度"だと思いますが、
たとえばWixで出来ない事は
  • 「 jQueryは追加できない 
  • 「 アイコンフォントを挿入できない 
  • 「 サブメニューの概念がない 
  • 「 HTML・CSSは直接いじる事ができない 
  • 「 簡単なTableタグの機能がない(※代わりに表計算みたいな導入するとエディターが重くて使えなくなる機能がある)
  • 「 オフラインでできない 
といった具合です。
Javascriptは導入できるみたいです。
あとエディターの動作が若干重いです。


逆にWixの良いと思う所は、
  • 「 画面上で画像を回転したり、自由に配置できる 
  • 「 画像やクリップアートが無料で多く用意されている 
  • 「 ギャラリーのサムネイルデザインがなかなか豊富 
  • 「 英字フォントを視覚的に選べる 
  • 「 リンクの設定が簡単 
  • 「 スマホ対応(※あとで編集が必要)
  • 「 SNSのフィードが簡単に挿入できる 
  • 「 スライドを挿入できる 
  • 「 文字に動きを付けられる 
という部分。私は好きです。

地味に時間かかる部分が省略されると思います。
クリップアートは、たくさんあって見ていて面白いのですが探すのが逆に時間がかかる事もありました。

実際、制作中は時間が押していたこともあって、Web素材は自分で作る事も多かったです。作った方が早かったと言う結論ですが、こんな感じの〜とイメージを固めるのにクリップアートを見てみるのも良いかもです。


Wixは、特にHTMLやCSSの知識がなくてもホームページを作成できちゃいます。
専門的なWEB用語は理解する必要は当然ありますが、Webサイト作成のハードルは、ぐーっと下がります。

動作が重い〜とよくささやかれているWixですが、一般的なホームページであれば、それ程重くなることはなく充分使えるエディターだと思います。

私がWixの重さに引っかかったのは、表を挿入した時でした。
たぶんあれは使っちゃいけないWix機能なので注意です…。

表を挿入したWebページは後日重すぎてエディターですぐに開けなくなり、表を削除しましたが、削除したのにそのページだけ読み込みエラーが続き、やむ終えずページごと削除というはめになりました。

他の人に話を聞くと、PCのスペックも必要みたいです。

私は、MacBookPro(2.5GHz Intel Core i5・メモリ8GB)を使って、Wixでサイト制作しました。同時にIllustratorとPhotoshopを開いてましたが基本的に問題なく使えました。

長時間の作業で重くなってきたかな?と感じた時は、PCやブラウザをリフレッシュすると改善しました。


<結論>

・起業したての方
・基本的な情報を載せるような簡単なホームページを作りたい方
テンプレートではなくてデザインに個性を出したい方
にWixはオススメだと思いました。

WordPressよりも簡単にデザイン編集ができることが魅力です。

2017年10月19日木曜日

カフェの黒板10月秋

【黒板・ブラックボード】

カフェ&ギャラリー柿の庭の黒板を書き換えました。

「もう寒くなってきたから黒板”アイスコーヒー冷えてます”じゃないのがいい」とオーナーから。
前回描いたのが6月(ブログ記事はこちら)でした…!
だいぶ経ってますね。

今回もお題をもらいました。
店内に飾ってあった花瓶とコーヒーカップです。




中秋の名月の近くだったので、少し季節感を出そうかなと思い、月明かりをイメージ。
インスタグラムの影響で正方形に近い画面になりました。
描いていたらお客さんがきて「ブルー部分がいいね」と言ってもらいました。


実際のモチーフ

実際のモチーフの写真です。
モチーフがある場合、最初のエスキースで実物の形をクロッキーします。
比率とか形の付き方とか。

形を掴んだ上でそれを画面構成していくつかのパターンを考えます。
このやり方は、美大受験の時から変わってません。



裏面は「FUFUKOの洋服」です。

FUFUKO=柿の庭オーナーです。
洋服を作って○○年。毎日日々研究してます。

トレンドを見る力は私から見てもかなりのもの。クリエイターです。

描いたものを見せたら、
「わぁ、文字にハンガーかかってる!この人は私!?」と喜んでました。

喜んでもらえて嬉しいです。
黒板はタイポグラフィを全面にデザインしてみました。

イメージは「ヨーロッパの街角の洋服店」と言う感じ。
オーナーが作る洋服が、そんな雰囲気があるので。

日本語をもっと可愛く手描きで表現したいです。


2017年10月12日木曜日

オンデマンド印刷の失敗談



デザインが出来上がり、印刷会社さんに紙への印刷をお願いする時に、「オフセット」か「オンデマンド」か選びます。

双方の違いは、版を作るか作らないか。

版を作る=オフセット印刷です。
大量印刷に適していて、特色カラーが使えて、高解像度に印刷されます。
製版コストがかかるために少部数だと割高になります。

一方、少部数の場合は、オンデマンドの方が安価に上がります。
その反面、細かい文字が苦手だったりします。

印刷の選び方で最終的な金額が変わってきます。


オンデマンド印刷で失敗した話
昨年に名刺デザインのご依頼いただいた方より、同じデザインで少しテキストを修正して、100部のご注文を受けました。

前回オンデマンド印刷を使用して、色合いがとてもよく再現されて安心したので、今回も同じように期待をして注文をしました。

そうしたら失敗しました…。

多少の色の変化は覚悟をしていたのですが、かなり色合いが違うものが出来上がってきました。
スキャンした実際の名刺
(名刺文字部分はプライバシー保護のため消しました)

画像の上が今年、下が去年です。
同じデータなのに色が違います!!

デザイン上のPC画面の見え方はこうでした(スクリーンショット)↓





モニターと印刷を比べてみると…





前回(去年)の印刷は、今回(今年)に比べてかなり良くPC画面上の色合いを再現していたかと思います。


オンデマンドの印刷機は、それぞれ癖があり、気温の変化や人の調整によっても色合いが変わってくるそうです。

さすがに色が違い過ぎなので、再注文をかけました(泣)
念のため、色をもう少し画面に近づけてほしいと印刷所の方に伝えたら、

印刷所「モニターによって色の見え方が異なり、完全に再現は難しいです。前回のデータは残っていないのでわからないが、前回の方がおかしかったのでは?」
と言う返事が帰ってきました。

う、う〜ん。完全に再現できないのは承知だけども前回の方がよかったよ〜(泣)
確かにオンデマンド機のせいなので、攻められないし印刷代も安いのでね…。
だけどさ〜(泣)

再注文もまた色が違うと怖いので、さすがに色校正をお願いしました。

色校正は、印刷する前に色合いを確認するための作業です。
もちろんプラス料金がかかります。

色校正を入れたら100枚程度の個人名刺の場合、一枚50円程になってしまうのはどうしたものか。高い…。

オフセット100部と対して変わらなくなってしまう…。
企業ならば、1,000部とか3,000部とか大量刷ってコスト削減できるけれど…。

色のこだわりとコストとの葛藤ですね。

2017年10月11日水曜日

グラフィックデザインの宝庫「江戸の琳派芸術」

【展示見に行きました】「江戸の琳派芸術」


江戸の琳派芸術


  • 出光美術館
  • 2017年9月16日(土)~11月5日(日)
  • 10:00~17:00 (入館は16:30まで)
    毎週金曜日は19:00まで(入館は18:30まで)
  • 一般1,000円/高・大生700円

琳派は琳派でも、時代は江戸時代にスポットライトを当てた<江戸琳派>の展示です。

<江戸琳派>という言葉が存在しているのを恥ずかしながら初めて知りました。
2004年の「琳派RIMPA」展を見て以来、デザイン処理の仕方や扱い、画面構成などに大変感銘を受けました。
日本人は、昔からグラフィックデザインの才能があったと思います!

京都の<琳派>の芸術を、江戸の地で再興・発展させたのが<江戸琳派>だそうです。
尾形光琳の作風に傾倒した酒井抱一とその弟子、鈴木基一の作品を多く見る事が出来ます。



夏秋草図屏風(酒井抱一)


私が以前の展示(2004年「琳派RIMPA」展)で、とても記憶に残っている画が、酒井抱一の夏秋草図屏風でした。
今回もあります!

なんと<江戸琳派>でした。

この作品を見た時、銀の画面の余白と川の扱いにシビれました。

画面の端に少し入れるだけで川として見る事ができ、手前の草花との遠近がつくのです!
遠近法を使わなくとも、平面的な処理で空間を感じる事が出来る、この感覚が日本人のセンスだと思いました。

植物を描写して、そのものらしさを生かす方法がとても参考になります。

琳派だけでなく浮世絵などの日本芸術も見るたびにグラフィックデザインの勉強になるので、見る度にびっくりします。

そして、「こんなデザインをしてみたい!!」と強く思わせます。

もう完全に国宝や芸術鑑賞として見に行ってません。
アイデアや構図の引き出し作りをしに行ってます。

日本画って渋いイメージがあってか、今回の展示も年齢層が高めな方がたくさんいましたが、若い層にもぜひオススメしたいです。

構図の取り方とかインスタグラムにも応用できるのではないかと思います。

2017年10月5日木曜日

【埼玉川口】1Day講座「Illustratorでタトゥーシールを作ろう!」開催

こんにちは
柿の庭デザインの石田です。

私はコペンカレッジさんの講師として、今年から個人レッスンIllustrator初級講座(計2回)をさせてもらっているのですが、その前段階の「Illustratorってどんなことできるの?」といった体験講座をやることになりました。

Illustrator=通称イラレ。
Adobe Illustratorを知らない人もいるかと思いますが、これはデザイナー向けのPCソフトです。
昔は、ゲームソフトのように電気屋さんで買え、インストールして使うパッケージソフトだったのですが、現在はクラウド化して月額制になりました。

このAdobe社から出ているソフトは、他にPhotoshopInDesignなどがあり、カメラマン、編集者、WEB制作までクリエイティブな事をする人にとって欠かせないものです。

欠かせないものであるが故に?、とても高価で、パッケージ時代の値は1本10万前後でした。
学生は、アカデミックパッケージなど何種類か入ったお得なセットがありました。


しかし今は、月額制になったこともあり、最初の導入がしやすくなりました。

Illustrator単体だと ¥2,180 です。
(2017年10月現在 webサイトAdobeIllustrator )

これならちょこっと使いたい方も買いやすいですよね。

Adobe社の回し者ではありません(^ ^;)

私自身はまだCS6というバージョンを使っています。
CS○○とついているのはパッケージで購入できた最後のバージョンです。
そのうちクラウド版に移行しようと思ってます。

最新はCC2017です。

このソフト、バージョンが毎年のように出て、機能がどんどん便利になっています。
とくにPhotoshopの最新版は写真の切り抜きが超〜簡単になったと聞きます。


体験講座
コペンカレッジ埼玉校主催・Illustrator体験講座
Illustrator体験講座


さて、体験講座の話に戻ります。

  • 日にち:2017年10月29日(日)
  • 時間:10:30〜13:00
  • 金額:3,500円
  • 場所:セレンディピタススペース
    川口市本町4−3−14小峰第一ビル5階
  • 詳細URL:Facebookイベントページ

Illustratorでタトゥーシールを作ろう!を開催します。

ハロウィンが間近ということで、カボチャ、ドラキュラ、おばけ、血のりなど面白いシールができるではないかと思ってます。
簡単な素材を元に、個人個人にIllustratorで作業してもらい、プリントアウトして完成です。
どんな作品ができるか楽しみ〜♪

Illustratorを使えば、色々クリエーションの幅が広がります。

パソコン操作が苦手だけど、何か作ってみたい!という方は体験講座でまずはお試しでやってみると良いですよ。

交流会的な要素もありますので、初心者の方でも操作に慣れた方でも楽しめると思います。
もしパソコンがデスクトップしかない方はご相談ください。
貸し出しPC数台予約で受付できます♪





2017年9月25日月曜日

髙田唯展「遊泳グラフィック」

【展示見に行きました】

髙田唯展
会期:9月19日(火)〜10月19日(木)
場所:クリエーションギャラリーG8


髙田唯展「遊泳グラフィック」
クリーエションギャラリーG8サイトより

活版印刷に興味をもってから、色々な所でAllrightPrintingの名前を目にするようになり、追いかけるようになりました。

最初に教えてくれたのは、紙加工の会社の方でした。
「活版印刷に興味あるなら、ここ知ってる?」とAllrightPrintingのショップカードを渡してくれました。
その日のうちに、Webサイトをのぞいて見たらワクワクするようなグラフィックを作っていて、「活版印刷イズクール!!」と完全にやられてしまいました。

髙田唯さんは活版印刷の工房AllrigntPrintingの設立者です。

ロゴマーク、広告、パッケージ、装丁など幅広くアートディレクション、東京造形大学の准教授もされているんですね。


入り口の花輪が目立っていた

花輪がギャラリー前に飾ってあるのを初めて見ました。
それがまたグラフィックデザインとマッチしていて、なかなか真似できない独特な雰囲気でした。

なんと言うか、

あらゆる年代のどんな派手な模様の服でも,古い型の服でも着こなせちゃうモデルさんみたいな感じというのでしょうか。

届いていた他のお祝いの花アレンジもちょっと変わった花材のものが多くて、見ていて楽しいな〜と思いました。






三角形を5年間に渡り描き続けたという展示がありました。

ちりも積もれば、三角形だけの展示ができるのです。
時間をかけて作られたモノには、強さがあります。

普通の三角形がだんだんと色が増えたり、角が丸くなったり、形を変えたりしていったそうです。

もともとの三角形の定義へ謎かけしているような三角形もあったり、広い意味で解釈したギザギザしている形もありました。

これ、デザインを起こす時のお客様へのヒアリングを思い出しました。

人によって「三角形」一つでも違いが出ます。

正三角形で話を進めていたら、実はお客様の中では二等辺三角形だったとか。

この展示を見て、自分がどれだけ思い込みを捨てて、色々なアイデアを出せるか挑戦しているのではないかと思いました。

素晴らしいグラフィックを創り出す人でも、吐き出す努力をしているのだなぁと自分がまだまだアウトプットが足りないと感じました。




展示を見終わって、
クリエティブな事がしたくなりました。

創り続けようと思いました。

一人で仕事をやっていると必ず煮詰まるので、こういう展示を見ると刺激になっていいです。