2018年4月26日木曜日

おうちサロン大マーケットで似顔絵描きました

先日、おうちサロンマップ協会主催の「おうちサロン大マーケット」というイベントに参加してきました。

「おうちサロン」とは、その名の通り自宅サロンで一人又は少人数でお仕事を頑張っている方々がたくさん出展しているイベントです。

コペンカレッジ埼玉校の宣伝のために、講師メンバーと一緒にコンテンツを考えて出展してきました。

講師仲間の大後裕子先生が中心になってアイデアをまとめてくれました。
コンテンツは題して「ワンコインビジネスブランディング」。
名刺診断・キャッチコピー付け・似顔絵を各ワンコイン(イベント価格500円!)でご提供しました。

名刺診断は、埼玉校校長こと内海さん。
キャッチコピーは、講師の大後さん。
似顔絵は、わたくし石田が担当しました。

なんと3人とも美大出身。ムサビとタマビで、しかも同学年。(びっくり偶然なんです)



似顔絵みほん


2色のペンを使った、はがきサイズの似顔絵イラストです。
鉛筆で薄く下書きしてペンで清書、10分くらいで描いていきます。

実はイベントで似顔絵を描くの初めてで、当日1人目を終えるまで、も〜不安いっぱいでした。
しかも、いつもは写真からイラストを起こしていたので、生身の人を前にして描くのがドキドキでした。
決まったからにはやるしかないと腹を決めて挑みました。

最初に頼んでくださった方がとても気さくな方だったので、2人目からすっかり緊張も取れて良かったです。
似てるかどうかは別として…(^^;)



イベントに来ていた方々は自分で仕事をしてる・したいといった方々ばかりで、みなさん輝いてました。

ほとんどが女性で、年齢層は40〜60代が多かったような気がします。
子育てが少し落ち着いた世代と、子育てが終わった世代の女性がとても元気だと思います。
うちの義母も70代でとてもエネルギッシュです。

ちなみにコペンカレッジはアラサー世代が多いです。
出身も結婚も子供の有無もバラバラなので、ホント集まったのが不思議です。

埼玉に来る3年前は、全く知り合いがいない状態だったのに、どんどん知人が増えて、この土地で仕事を始めて良かったなぁとしみじみ思います。



最近では副業解禁のニュースを目にしたり、在宅勤務や時短、週休3日など働き方もさまざま増え、個人と個人の繋がりもクラウド上で成立する時代です。

スキルアップを企業任せではなく、自らデザインを学びたいと思う方も増えてます。

今回のイベントではPCを使用してませんが、コペンカレッジではデザインソフトのAdobe Illustratorの基本操作を教えてます。

私はチラシ、名刺、パンフレットのほかWEBデザインカンプもIllustratorで作ってます。

講座にご興味ある方は1人(¥3,500)から体験講座のリクエストも受付中です〜(^^)

また、「自分で作るの諦めているので作って欲しい」方も、柿の庭デザイン石田としてご相談にのります(^o^)

お気軽にお問い合わせください♪

柿の庭デザイン石田栄
kakinoniwa.d@gmail.com

2018年4月23日月曜日

二胡コンサートチラシデザイン

【フライヤー・チラシデザイン】





久しぶりにコンサートフライヤーのデザインをしました。
馬(ま)さんの二胡のコンサートです。

以前、馬さんに依頼いただいてから2年経っているという事に驚きでした。


デザインのイメージを決める時、コンサートの題名や副題を元に考えます。
今回は「馬高彦が奏でる美しい二胡の世界へ」。

二胡は伸びやかな優しい二胡の音色ですね。
淡いトーンの写真の中国の自然を感じる写真を使いたいと思い、フォトストックサイトで探しました。
いくつかイメージに合う写真に目星をつけて、あーでもないこーでもないとイメージを作っていきました。

もともと横位置の写真で、いい位置に合わせると下の部分が足りないので、Photoshopで伸ばしました。

タイトルだけ明朝系フォントにし、他はゴシック体にしました。
すべて明朝フォントに変えると、「雰囲気が硬すぎて演歌のCDジャケットみたい…」と思いまして。
「フォントの種類を合わせて統一感を」と講師の時はよく言うのですが、今回は対比的な2つを使いました。
会場もカフェという少しラフな場所だったのもあります。

あと、文字は通常よりも大きめの12ptサイズです。
年齢層が高めのようなので。


6月27日二胡コンサートフライヤー裏
裏面


裏面は表をモノトーンにした背景を使ってます。
会場は駅から遠く、地図にするのも遠すぎる程だったので、最寄りのバス停からの地図にしました。
QRコードも追加しました。


QRコードって出始めの頃、実は「すぐ消えるかな」と思ってました。
が、生き残ってますね〜。
読み取りアプリやLINEで読み取れるから便利ですよね。

簡単に自分でQRコード作れるので、私も多用してます。

ガラケーの時は、赤外線通信が全盛期だったけど今は全く使わなくなりました。

入力がめんどくさいHPのURLとかQRコードになってるとありがたいです。


さてさて
梅雨の時期のコンサート、二胡に興味がある方、坂戸市お近くの方は行ってみてください。

-------------------------------
コンサート情報
  • 日時:6月27日(水)13時〜
  • 場所:ギャラリー 一印いちじるし
    〒350-0201 埼玉県坂戸市赤尾2035−6
  • 金額:3000円(ワンドリンク付き・全席自由・要予約)
  • 問い合わせ:hanamachi-56@t.vodafone.ne.jp(神原)

2018年4月19日木曜日

パワポやワードから複数の画像を収集する方法


こんにちは、グラフィックデザイナーの石田です。

ご依頼をいだだいた後、画像をPCの方へ送ってもらいます。
そのままメールに添付やWordに複数の写真を貼って1つのファイルで送るなど、色々な方法があるかと思います。

Wordに貼り付けられていた場合は、Word上で画像をできるだけ拡大して右クリックで「画像として保存」を選択して保存していました。

(そのまま「画像として保存」をすると貼り付けられ縮小されたサイズのまま保存されてしまうので。)

そんなことを地道にカチカチやって今まで保存していたのですが、
10枚以上の画像だとだんだん眠くなってくる時間がかかるので、
PowerPoint、Wordに貼り付けられた、たくさんの画像データを一括で収集できないか
と思いたち、調べてみました。

いざ一括で画像収集で時間短縮!


使用パソコン
MacBookPro(OS/High Sierra)


手順

1、【PowerPoint】拡張子pptをpptxに変える。

パワポの拡張子がpptの場合、ひと手順増えます。pptのファイルを開いてpptxに保存し直しました。

2、【PowerPointWord】拡張子を.zipに変える。

名前変更で書き換えました。そうするとポップアップウィンドウが拡張子変更してもいいかと聞いてくるので「.zipを使用」を選択します。






3、いつもどおりにzipを解凍→私は失敗

ネット検索した手順ではこれで画像フォルダができるはず…!
だったのですが、私は変なファイルができてしまいました。
cpgzという拡張子のファイルです。さらにこれをダブルクリックで解凍するとzipファイルができ、それを解凍するとcpgzができるという無限ループ。


4、違う解凍ソフトを使う→私は失敗

気を取り直して検索してみると、解凍ソフトを変えてみるといいとの情報。

ずっと前にダウンロードしたkaraという解凍ソフトがあったので、デフォルトの解凍ソフトをやめてkaraを選択して実行、しかしcpgzが出来上がりました。失敗。
注:これでうまくいく人もいるみたいです。

5、拡張子をsitやhtmlに変える→私は失敗

よくわからないけど検索したら出てきたのでやってみたけど、よくわからない感じになったのでたぶん失敗。
注:これでうまくいく人もいるみたいです。

6、Macのターミナルを使う→やっと成功!

難しそうだったけど、やってみました。ターミナルを使っての解凍。
これは成功しました!

まず、デスクトップに解凍したいファイルを置いておきます。

それから、ターミナルを起動します。
出し方は、Finderからアプリケーション→ユーティリティ→ターミナル。




起動すると以下の画面が出てきます。
「cd Desktop」と入力しエンターキー。

そうすると一行増えます。
「unzip 解凍したいファイル名.zip」と入力しエンターキー。

これで完了!多分、エンターを押した途端にばばばばばと行が増えて行くと思います。
解凍している証拠です。



zipファイルがあったデスクトップを見ると、なんかフォルダが増えてます。
その中にmediaというフォルダがあるので、中を見てみると画像が入ってます。

おーーできた!

ターミナルを使う方法、Webの学校で習った記憶があるのですが、「使うことなかろう」とほぼ記憶から抹消してました。
画像を集めるのに使えるなんて!

最初からターミナルを使う場合、pptをpptxに変更した手順がもしかしたらいらない?かもしれません。

最後に

簡単に画像収集できる!と言いながらもですね…、
フライヤーなどの印刷に使う画像は、高解像度で欲しいので、Wordなどに貼らないで送っていただけると嬉しいです。
メールに添付かギガファイル便Firestorageなどの大容量転送サービスをお使いくださいませ。

柿の庭デザイン石田でした。

2018年3月26日月曜日

ブリューゲル画家一族150年をみる

【展示見に行きました】ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜

東京都美術館
2018年1月23日(火)~4月1日(日)
公式サイトhttp://www.ntv.co.jp/brueghel/


ブリューゲル展について

16、17世紀のヨーロッパにおいてもっとも影響力を持った画家一族のひとつであったブリューゲル一族。
一族の祖であるピーテル・ブリューゲル1世は、現実世界を冷静に見つめ、人間の日常生活を何の偏見もなく、ありのままに表現した革新的な画家でした。この観察眼は、子から孫、ひ孫へと受け継がれ、一族の絵画様式と伝統を築き上げていくことになります。 父の作品の忠実な模倣作(コピー)を手掛けた長男のピーテル2世。父の自然への関心を受け継いで発展させ、多くの傑作を残したヤン1世。そして、ヤン2世やアンブロシウス、アブラハムといったヤン1世の子孫たちが、一族の作風を受け継ぎ、「ブリューゲル」はひとつのブランドとして確立されていくのです。
本展は貴重なプライベート・コレクションの作品を中心とした約100点の作品により、ブリューゲル一族と、彼らと関わりのある16、17世紀フランドル絵画の全体像に迫ろうという挑戦的な展示になります。(引用文:東京都美術館)


私はブリューゲルというと思い浮かぶのは花の絵でした。
実際にはブリューゲル一族として後世に残る絵を何世代も描いていたのですね。

父の人気の絵は息子がコピーを作成して「ブリューゲル」ブランドを確立していったと知りました。
模倣品という概念がまだ存在していなかった時代だそうです。
花の絵を描いたのはブリューゲルの次男ヤン1世。人気の画家で太客がいたそうです。


この展示、初めて音声ガイドを使いました。


声優の石田彰さんの音声は、とても聞き取りやすく、そしてドラマチックに解説してくれました。
なんて良い声なんだ〜と惚れ惚れしました。

展示文章を読むよりも音声でストーリーとして聞く方が記憶に残り、音声ガイドを使った感想としては大満足。
今後も展示を見る際に使おうと思います。


会場の中ではフライヤーにも使われていた村人が踊っている絵が、実際にアニメーションになって動いている展示演出がありました。やっぱり少しでも動いていると面白いなぁと思います。

最近、WebでもアフターエフェクトだったりGIF動画だったりCSSアニメーションだったりと動きを付けるのが流行っていますが、絵の具で描かれた画など、"手描きの後が残る絵"が動いているの最高に面白いです。


花の絵もとても綺麗でした。
なんて細かく生き生きとした色合いで描かれているのだろうと思いました。
色々な花が描かれているのに統一感がある不思議をも感じました。

背景が暗い色だからなのか?
遠近がついているからなのか?



私は西洋画をみる時、影の付け方遠近方法を見てます。

ブリューゲルの風景画は、遠くのものを青い色で表現してました。
花の絵の影は色が深く、真っ黒ではなくちゃんと影の色がついてました。

こんな風に空間を感じる油絵を描けたら気持ちいいだろうなと思いました。
影を描くの難しいです。

遠くのものを小さく霞ませて描くだけでなく、色で表現する方法もあるんだなぁと参考になりました。


ヨーロッパのお金持ちの間で流行っていたという「驚異の部屋」に飾られた大理石に描かれた本物みたいな虫の絵も記憶に残っています。
大理石に描いた虫の羽が透けていて、本物の標本みたいでした。

「驚異の部屋」というネーミングがなんか好きです。
大それた感じがハリーポッターの世界みたくて。

うちにも義父の集めた骨董等のコレクションがあり、これから家のあの一角を心の中で驚異の部屋と呼ぶことにしました。



2018年3月19日月曜日

美女と野獣に出てくるような街のイラスト描きました

【イラスト】


先日、弟に頼まれてイラストを書きました。

お題は「美女と野獣に出てくるような街」のイラスト。
さらに「王子様の誕生を祝う町の人達」という設定がついてました。

軽くOKしたものの、昔話のヨーロッパな町並みなんて身近にないので、色々資料集めてから描きました。
もちろん、ディズニーの美女と野獣のアニメを参考にもしました。

実際に似たような街がフランスにあるんですね。
というか、美女と野獣の舞台がもともとフランスだったのですね。


フランス・コルマール
Sascha SturmよるUnsplashの写真

第二設定の「お祝い」している時の街ってどんなだろうと検索して見たけれど、あまりピンと来ず…。
思いついたのが、今ハマっているゲーム「Skyrim」の街でした。
突然、ゲームの話ですみません(^^;)
Skyrimは、中世ヨーロッパ風の街が多く出てはくるけど可愛い街は皆無なので、参考にしていなかったのですが、その中にフラックガーランドが飾り付けられている街があって、使えるかもと少しばかり参考にしました。

…と、こんな感じで、
1つの絵を描くのに資料がある程度必要です。

想像でさらさらと描いているように思われてますが、私の場合は見て描くが基本です。


ラフ画


資料を元にラフ画作成していきます。
街の絵って難しいーーーー!
パースが途中もう、わけわからなくなりました。
なんとか線を整えていきます。


線を整えた状態
街の人はトレペで別々に描く

街の絵と人々の絵をスキャンして、Photoshopで2つを合成させます。
さらに線を整えたり、濃くしたり、画面の汚れを消していきます。


色を付ける前の下絵の完成

いつもならPhotoshopで色を付けて、後で色変えなどデータをいじればできる状態にしていくのですが、今回は時間がない、何でも良いという弟の頼みだったので直接色付をしました。(文句があっても弟なので却下させる姉)

色をつける道具は色鉛筆です。
花屋の時、ウェディング装花のデザイン提案では、よく色鉛筆をつかってました。
下絵を数枚コピーしておいて、花の色を塗り換えてスキャンして提案書に貼り付けてました。
要は、塗り絵な感じです。
後々修正する事がない時や時間がない時によくやります。


なんとなく中間位置の物から色塗る

塗りつつ、足りない所は描き込みを加えます。
窓とかドアとか看板とか。


完成

ファーバーカステルの色鉛筆を愛用してます。
小さい頃に誕生日プレゼントで買ってもらった36色なんですが、当時より今の方が多用してます。
色はたくさんあると単純に色塗りがラクです。
私が好きなのはグレー。
赤、オレンジなど塗った上からグレーで塗ると深みが出たりします。

ざっと下絵から完成まで7、8時間くらいだったと思います。(A4サイズ)

絵を見せた時、弟に「かわいいー!」と褒められたので嬉しかったです。
反応が女子(笑)

2018年2月20日火曜日

カリグラフィーを習ってきました。

【カリグラフィーワークショップ参加レポ】


先日、スウェーデン出身のデザイナー、Letter Boyさんのワークショップを体験してきました。

彼を知ったのはインスタです。

インスタのタイムラインに流れてきたワークショップの広告を見て、「やりたい!!」とすぐに申し込みました。

カリグラフィーというのは文字を美しく、規則正しく整えて書く書法のことです。少し日本の書道に通じるものがあります。

大学の時に、選択科目の一つにカリグラフィーを習うチャンスがあったのですが、そのとき私は広告専攻ということもあり、ポスターデザインなどの科目を選択していました。

後悔したのは花屋時代。
路面店に配属されたときに、店の入口に置く黒板を書くことになり、
「あの時、カリグラフィーを習っていたらもっと文字をかっこ良く書くことができたかも…!」
と後悔しました。

本を見てみるものの、いまいち自分が書ける気がしない…と独学せず、カリグラフィーへの憧れだけをもって、だましだまし今に至ってました。

自分で仕事を生み出すフリーランスデザイナーになって、自分の技術向上のために習ってみよう!と思い至りようやく行動にうつせました。






Letter boyさんのワークショップは、すべて英語で説明でした。

10人の参加者のうち2人外国人、5人の日本人は英会話OK、私含め3人の日本人は英語じゃべれない…という内訳で始まりました。

英語会話できる日本人がこんなにたくさんいるのか…と内心ショックを受けつつ、私は英語を喋れないけど、勘と耳は良いみたいでニュアンスは伝わりました。

書体デザインの用語だから、本などで予備知識があったので良かったです。非デザイナーだと内容理解が厳しかったかもしれませんね^^;


レターボーイさんのワークショップ


そして何と言っても、技術を学ぶのに実演に勝るものはないです。

ペンの使い方、書き始め終わり、飾り付けの様子など、いちいち「お〜!」と声をあげてしまいました。

Letter BoyことPeter先生は簡単そうに書いてるけど、いざ実際に書くとむずかしいです !
線に遊ばれている感じです。

ブラックレター書体を基本に練習しました。

「昔の洋書に使われているやつ」「修道士が聖書写すのに書くやつ」という認識しかなかったブラックレター書体と初めて向き合って、だんだんデザインされた書体を書けるようになってくると楽しくてしょうがなかったです。

英語の説明を聞き取った限りでは、この書体がすべての基本らしく、角をラウンドにしたり、斜めにすると書体のバリエーションが生まれると言っていました。


レターボーイさんのワークショップのお弁当
純日本なランチボックス付き。お品書きが達筆!


昼休憩をはさんで後半は、サンセルフ体(ゴシック)のレタリングでした。

文字の特徴を見つけ、三角定規で見本から写しとってみるやり方を教えてもらい、鉛筆でスケッチしてみることをやりました。
これまた難しかった…。

ラフスケッチを書けるようになると、文字を使ったビジュアルデザインができるようになります。
PCを使わず、手で書体がかけるなんて、夢だ〜!

先生は毎日10分でいいから練習しましょうと言ってました。
嬉しいことにワークショップで使ったカリグラフィーペンや定規は持ち帰りOKでした。
少しづつ頑張ってみます。


カリグラフィー初心者
なかなかうまく書けない〜


---------------------------------
ワークショップ情報
LetterBoy Web

2018年2月2日金曜日

信濃町で発見したアートギャラリー

【アート散歩】

四谷3丁目駅、信濃町駅から徒歩7分。
アートコンプレックスセンター(A.C.T.)というアートギャラリーに行きました。
銀座は多いけど、信濃町にもあるんですね!アートギャラリー。




住宅街の中に四角いガウディみたいな外観の建物。
ちょうどギャラリー前を道路工事していたので、下の方をカットして写しました。
ディズニーランドのアトラクションのようでもあります。

1つの建物の中に小さなギャラリーがいくつも集まった感じで、合同展やいくつかの個展を見られました。

私の美術の鑑賞の仕方は、思わず目を奪われてしまう作品の前でじっくり鑑賞するといった仕方をします。
美術館に行ってもかなり早く出てきてしまうので、一点一点じっくり見たい派と行けません。

たぶん早いのは、目的が異なるから。
鑑賞=表現のネタを探しが私の美術館へ行く理由です。




「語る抽象画展vol.6」の合同展が開催中でした。

「何かわからないけど良いなぁ」が正直な感想で、作品に添えられた文章を読んだり、読まなかったり、抽象画を楽しみました。

画と言っても、盛り上がっていたり半立体だったり、まったく平らではなく、枠もなく、自由な現代アートです。

「現代アートはよくわからないから嫌だ」という方もいますが、それがいいのです。

人の個性って多様なんだ、と思い知らされる感じがします。


上の階では4つの個展が開催中でした。

山田勇魚さんの「クジラの姿になって故郷に帰る沈没船」作品が美しかったです。
水槽みたいに家に置いて眺めてみたいと思いました。


透明水彩やデジタルイラストレーションの作品の個展もあり、幻想的でゾクッとしました。
知っている本の表紙に使われていたイラストレーターさんもいて、「こんなメジャーな人も!?」とちょっとびっくりしました。
こうやって世に作品を発表し続けているからこそ、掴める物事ってあるよなぁと感じました。

展示スペースにミニ冊子やバッジとかも販売していて、きっとデザフェスみたいな所にも出ているのだろうなと思いました。


現代アーティスト達から色々な勢いやヒントをもらって良い刺激になりました。
中央線沿線で良いギャラリー見つけられて嬉しいです。

石田でした。






2018年1月26日金曜日

作業衣屋さんのリーフレット制作しました

【リーフレット制作】

こんにちは、昼間も湯たんぽ使用の寒がりの石田です。

柿の庭デザインHPからお問い合わせがありました。
とても嬉しいです!

蕨駅すぐ近くの作業衣屋の上田衣料さんからでした。
創業50年、埼玉県の蕨市で職人さんの鳶服や職人道具などを取り扱っているお店です。

鳶服と言うと、どうしても「やんちゃなお兄さん」のイメージがありますが、日本で昔から着られている職人服です。

私の祖父は、大工で図面を描いていたと母から聞いていたので、建築現場の仕事道具に対して少し親近感というか、自分のルーツをたどるというか、NHKの番組ファミリーヒストリーな気分になりました。(ファミリーヒストリー知らない人はすみません^^;)



ビジネスマッチング2018 inさいたまアリーナに出展が決まり、ディスプレイのご相談でした。

ブース壁に設置する物と配る物が欲しいという事で、
B0タペストリー三つ折りリーフレットをご提案しました。

タペストリーは、濃紺地にロゴを大きくのせて会場で目立つようにB0の大きさにしました。

リーフレットは、構成としてはオリジナルの商品を掲載して、カタログとしても使えるものを考えました。

デザインのイメージは、「」と「洒落」。

上田衣料さんのオリジナルの鳶服の色バリエーションには、紫檀(したん)や素鼠(すねずみ)と言った和の色名が付けられていて、カッコイイ!のです。
なので、それをデザインに是非とも生かしたいと思いました。

鳶職を調べると江戸の「火消し」が出てきます。

火事の消防に当たった「火消し」達は、装束の表面を地味にして、裏面に派手な絵模様を施し、火を消し終わったら裏返して見せびらかして歩いていたとか。
粋な男達はアイドルのように人気の的だったようです。

現代と江戸では鳶服の様相はもちろん違うけれど、
職人さん達は今でも
「オリジナリティを好んで、大手メーカー品と違う別のタグ(刺繍)がついた鳶服を選ぶ人もいる」
と上田衣料さんにうかがいました。

そういった事から、
表紙のトーンは落ち着いた雰囲気、中面を洒落た雰囲気でデザインしようと考えました。


表面

中面

海外の会社さんも視野に入れているということで、表面には「ueda」とアルファベット表記を入れました。

上田衣料さんの2代目は、笑顔が素敵なキュートな女性の方です。
かわいいです。

埼玉で長年頑張っていらっしゃる上田衣料さんに私も元気をもらったような気がします。
お手伝いができて嬉しかったです。

これから応援したいです。


石田でした。


上田衣料さんのFacebookページで実際のビジネスマッチングの様子を見る事ができます♪

2018年1月19日金曜日

スマホ・iPadアプリを使ってアルバムを作った話

昨年の年末に青春18きっぷを使って京都に行ってきました。

早朝4時すぎ、まだ外が暗い時間に家を出て、始発に乗ってほぼ1日かけて京都に着きました。
電車に乗っている間は、「駅メモ」という位置登録のスマホゲームをやってて、寝る暇もなく…私は途中何度も寝落ちしましたが、夫はがんばってました。



位置登録ゲーム(通称:位置ゲー)の走りだったコロプラが任天堂に訴えられたとかで、今話題になってますね。
コロプラも楽しかったな〜。
名産品アイテムをゲットしたり、けっこう地理の勉強になってたと思います。

今は「駅メモ」にハマっているわけですが、
何と言っても魅力は、旅の記録になる!キャラクター可愛い(萌)!達成感がある!の3点だと思います。
他にも育成やバトル要素があり、ちょっと「艦これ」に似ているかも?
基本お出かけしないと面白くないゲームです。

そんなこんなで、ゲーマー夫婦の今後の旅は国内になりそうです。
(外国の駅は登録できないので)


さてところで、旅行すると旅先で撮った写真がたくさんたまっていきます。
写真を整理するついでに、私はせっかくなのでAdobeIllustratorやInDesignを使って編集してアルバムにしています。

これまでは自宅で印刷して冊子にして保存してたのですが、スマホになってからだんだん写真も増えて編集が大変になってきました。

スマホで年賀状編集できる時代、アルバムも作れるアプリあるはず!と探してみたところ、良さげなアプリを発見しました。


フタバ株式会社さんが出しているアルバム作成アプリです。
https://mageplus.jp/

写真整理アプリ


32ページの正方形のミニフォトブックが作れます。
簡単操作っぽいし、レビューも良かったのでiPadに早速インストールしてみました。

表紙写真を選ぶ
→16〜32枚のアルバムに入れたい写真を選ぶ
→順番や大きさ調整、キャプションなど入れる
→発注

という順番でとても簡単。

ちなみにフォトブックは送料込みで500円。
クレジットか料金まとめて請求か選べました。

届いたアルバム


発注して程なく商品発送のお知らせが来て、約1週間ほどで届きました。
大きさは146mm×146mmで厚さ2.5mmです。
とってもいい感じ!
1冊から注文できて、500円だし、充分じゃないですか!

スマホの写真で加工もしているので、あまり大きいサイズのアルバムだと、写真がざらざらしちゃうのでこれくらいの小さなサイズのアルバムが良いと思いました。





実際、上限枚数の32ページは、撮った写真全部入らないので、LINEcameraアプリのレイアウト機能を使って一枚に何枚も入れて画像を作りました。

ApplePencilで直接画像に文字を描き込み、イラスト入れたり、飾ったり、食べ物の写真を切り抜いて食べているシーンに合成したり、PC使わずにある程度の事できちゃいますね!!

正月休み中はPCを全く開かず、でした。
2週間くらい開かなかったかも…。(仕事の時は毎日開けてる)


ホント簡単に本ができちゃうので、ちょっとした贈り物とかにも良いかもです(^^)






2018年1月10日水曜日

2017→2018へ挨拶

2018年が始まり、柿の庭デザインも1月9日から仕事を開始しました。




振り返ると2017年は、WEB制作やイラストを企業に使ってもらう等の経験ができ、チラシなどの印刷物を作る以外で、グラフィックデザインの仕事の幅を広げられた年でした。

講師業の方も、新しい講座の企画・立ち上げメンバーになったりと色々な一歩を踏み出した感じでした。

良さげに見えるけどこれはすべて年の後半で、前半は仕事がなく(あっても安価で重労働で)精神的に荒れていました。精神を鍛えるための試練と思って前向きに考えていても「稼ぐ」行為をしていない自分に悲しくなりました。
やっぱりお金は大事です。


あと個人的には、2人の祖母が亡くなるという、寂しい年でもありました。
母方の祖母は年初めの2月、父方の祖母は12月の大晦日でした。

正月三が日過ぎてお葬式がありました。
祖母は栃木の人なのですが、親戚は新潟・東京両国・千葉・大阪とけっこう散らばっており、普段あまり会えない親戚が一同に会したお葬式は何だか新年会のような明るさでした。

祖母はもともと看護婦さん。婦長もやったとか。引退後民生員もやったとか。明るく活発、超絶お喋りで、麻雀好きで少々強引なところもある面白人でした。足を悪くしてからは年々弱り、1、2年前よりみな覚悟をしていました。90歳でした。

私はむかし子供の時分「確実に私と血の繋がりはあるのだろうけど(父と顔が似てるから)、ホントなの…?自分にもあるのかこの血。強烈な個性だわ…。」と少々引き気味でした。

こんな祖母なので、叔母(父の姉)も明るさを受け継ぎ、葬式後の食事でも明るく盛り上げ、最後にフォークダンスを踊るという葬式を忘れ新年会のようでした。

おかげで喪に服すというよりも、新たに気持ちでスタートしようという気持ちになりました。

この父方祖母は「動」なら、母方祖母は「静」でした。
全く性格は違えど、両方共に意思が強い女性でした。

祖母達が懸命に生きたように、私も。
懸命にもがいてみようと思います。

みんなが心躍るようなデザインがしたい!

本年もよろしくお願い致します。



石田栄

2017年12月26日火曜日

福笑い用12人の似顔絵

柿の庭デザインの石田です。

2017年もあと何週間かの12月中旬、
似顔絵を12人分作りました。

男性ばっかりです。
納期があまりなかったので、体の部分は簡単にしました。

この似顔絵は、子供が遊ぶ施設の先生方です。

来年1月に「福笑い用イラスト」として使用したいそうです。
実際の人を福笑いにするなんて、面白い発想ですよね。

土台やパーツを別々にしたデータも作りました。
福笑いの土台

福笑いパーツ


とにかく時間がなかったので、写真をAdobe Illustratorでトレースして彩色しました。

顔よりも体を小さく描くと漫画っぽく見えます。
トレースしただけだとリアルすぎて福笑い遊びの楽しさが半減しそうだな〜と思ってコミカルな雰囲気を出しました。

この頭大きく体小さい似顔絵文化っていつからなのかしら。
ウェディングのウェルカムボードとかよく使われてますよね。

似顔絵と言ったら、世代的には「ものまね歌合戦」の絵が印象に強く残っていて、子供ながらに「なんで目口鼻がズレたりしているのに似てるのだろう?不思議だなぁ」と、針すなお先生の似顔絵の奥深さを感じた思い出があります。



駿河屋HPより

今見ても針すなお先生の絵はすごく良いですね。

お義父さんも美大出身なので、現役時代に似顔絵を描いて〜と会社の人に頼まれた事があるそうです。
「本人がコンプレックスと思っている部分を強調して描かなきゃいけないから、似顔絵はあまりなぁ…(描くの好きじゃない)」
と言っていました。

あ!なるほど!そうやって特徴を強調する感じで似顔絵師さんは描いているのかぁと思いました。
(※お義父さんはイラスト描きではありません)



先生達はXmasが終わり、新年に向けて今きっと福笑いパーツを切っていることでしょう。
この福笑いで子供が面白がって遊んでくれる姿を想像すると嬉しくなりますね。