2016年4月6日水曜日

トンコハウス展

【展示見てきました】
トンコハウス展「ダム・キーパー」の旅

2016年3月25日〜4月28日(木)
11時〜19時、日曜、祝日休館
入場無料
クリエーションギャラリーG8
銀座クリエーションギャラリーG8で開催「トンコハウス展のチラシ表裏
トンコハウスを初めてこの展示を通して知りました。堤大介さんとロバート・コンドウさんのユニットからなるアニメーション制作グループらしいです。

2012年、当時ピクサーのアートディレクターだった私たちは、自分たちの仕事の枠を超えた映画制作の経験を探し求めていました。自分たちで脚本を書いて、短編映画を1本作ってみよう。それが二人が見つけた答えでした。
(トンコハウス展フライヤー裏面より)

Photoshopで雨のシーンを描いている動画が流れていて、参考…というか、こうやって描いているのか〜みたいなある種の感動を覚えました。
英語版Photoshopだし、早送りなのであっという間にぱーっと作業が流れて行っちゃうのですが。
手描きのような塗りのアニメってどうやって動かしているのか知りたかったので、実際に動画で見れてよかったです。

2016年3月28日月曜日

クーポンブックの表紙のイラスト&デザイン


【イラスト&デザインしました】

千葉南部朝日会発行のクーポンブックの表紙のイラスト&デザインしました。
ASA PassportBook・ASA(あさ)パスポートブック表紙デザイン
ASA PassportBook・ASA(あさ)パスブック実際の写真
千葉県千葉市内の地域のお店を紹介しつつ、お得な割引情報がのっている冊子です。
ランチパスポートと言った方がピンと来る方もいるかもしれませんね。こちらはガソリンスタンドとか整骨院とかも載ってます。
企画が同時進行で、やりながら変更したり、削ったりしてたみたいです。値段も当初の設定よりも最終的に250円と安くなってました。
当初、ASAクーポン=ひまわりチケットという名称だったので、ひまわりのイラストにしたのですが…最終的にASAクーポンという名前だけになってました。
「なんでひまわり???」って思われた方いるかもしれませんが、そういう裏事情がありました。(^^;)
イラストは「お店が集まる」イメージで、裏表紙は表と連動させて花束を描きました。
あ、そうそう、自分の手をスケッチしてトレースしたので、この手は私です(笑)
追記:取り扱いは以下のASAです。

ASAパスポートブック取扱店

  • ASA検見川NT
    千葉市美浜区真砂3-4-7
    tel 043-278-4771
  • ASA高須高浜
    千葉市美浜区高浜4−7−7
    tel 043-277-2101
  • ASA千葉幸町
    千葉市美浜区幸町2-19-23
    tel 043-242-7698
  • ASA稲毛
    千葉市稲毛区小仲台3-10-16
    tel 043-251-3144
  • ASA千葉北
    千葉市稲毛区長沼町247
    tel 043-250-6838
  • ASA作草部
    千葉市稲毛区轟町4-7-14
    tel 043-251-1512
  • ASA千葉中央(千葉中央新聞販売)
    千葉市中央区院内1-5-6朝日院内ビル
    tel 043-261-4593
  • ASA蘇我浜野
    千葉市中央区大森町249-2
    043-266-2244
  • ASA青葉の森
    千葉市中央区都町1-19-4
    043-234-9780
  • ASA松ヶ丘
    千葉市中央区松ヶ丘町72
    043-263-1241
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2016年3月27日日曜日

ボッティチェリ展

【展示見に行きました】

ボッティチェリ展の情報

  • 東京都美術館
  • 2016年1月16日(土)〜4月3日(日)
  • 9:30~17:30
  • 一般1,600円
ポスター、ボッティチェリ展みてきました

サンドロ・ボッティチェリ(1444/45-1510)は、優雅で美しい聖母や神話の女神を描いた画家として知られます。その作品は多くが板に描かれ、きわめて繊細であるため、まとまった数の来日はこれまでに叶いませんでした。日伊国交樹立150周年記念として実現する本展は、フィレンツェをはじめ世界各地から20点以上ものボッティチェリ作品を集め、その画業を一望する大回顧展です。
(東京都美術館サイトより)
実は、高校の恩師が東京都美術館のギャラリーで展示をしているというので友達を誘って行ったついでにボッティチェリ展も見てきた次第です。
友人は高校の同級生で同じ美術部・美大を目指した仲で、私はデザイン、彼女は油絵専攻で励ましあった親友です。
さすが油画専攻、色々解説してくれました。
ボッティチェリの絵は、植物が魅力的に描かれているなぁと思いました。
教会や建物にはめ込みように依頼を受けているのでしょうね、長細かったり上部が円弧になっていたりと絵の形も面白かったです。

2016年3月17日木曜日

シャンソンのチラシ

【チラシのデザインしましました】

7月2日と、ちょっと先のコンサートですが、
シャンソン歌手 寒河江すみ子「プチパリ祭」のデザインをさせていただきましました。
2016年7月2日寒河江すみ子プチパリ祭・フェリーチェピアノサロンスタジオ
シャンソン寒河江すみ子「プチパリ祭」
昨日、印刷が出来上がりこちらに届きましました。
片面のチラシです。
寒河江さんにお褒めいただいた「プチパリ祭」の文字。
フォントではなく、私の手書きです。
これがもとになった原稿です↓


文字が決まるとスパッとデザインも決まるものです。
パリ国旗っぽい部分の筆記体「petit paris」の文字も書いてます。
使用したのは筆ペン。
これだ!っていう文字を書くのは結構大変。
でも「こんな感じ」というイメージを持って書いて行くと「あ、なんかいいかも」というのができます。
片面だと文字の情報が多くなり見た目がうるさくなるので、”粗密空間”を意識しました。
フランス国旗のトリコロール色は、何だかあるだけでオシャレになる気がします。
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コンサート情報
寒河江すみ子 「プチパリ祭」
日時:7月2日(土)午前14時00分開演・13:3​​0入場
場所:フェリーチェピアノサロンスタジオ 埼玉県川口市芝2-3-11
料金:前売り3,500円当日4,000円 チケット申し込み・問い合わせ

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2016年3月16日水曜日

VOCA展2016「現代美術の展望」

VOCA展2016「現代美術の展望」

上野の森美術館
2016年3月12日(土)〜30日(水)
一般・大学生500円/高校生以下無料
10:00〜18:00
会期中無休
VOCA(ヴォーカ)展2016フライヤー
40歳以下の若手作家を奨励するVOCA展に行ってきました。
フライヤーの裏に
「VOCA展はもともと"平面"(二次元)の表現の可能性を探るために、あえて"絵画"という呼称を外した試みです」 とありました。

今年で23回を迎えるそうです。

たしかにあえて平面とした意味が展示を見てわかりました。
半立体、写真、映像と様々な表現がありました。

自閉症など障害をもった弟の写真を撮った作品は胸が締め付けられそうになりました。
はじめ、成人男性の裸体にギョッとしましたが。

フツウってなんだろう?って思いました。

目を合わせられない弟がカメラのレンズにはまっすぐ見つめる事ができるそうです。

人によってはこんな写真をアートだなんて!と言いそうです(そもそも、そんな人は美術展には来ないか)

興味があるもの・気になるもの・表現したいものは、そこに愛があるのだと思います。

彼の作品を見て、別に添えられていた長文の作品解説を読み、愛を感じました。

優しい気持ちと
残念な気持ち(弟は小さな頭脳しか持ち合わせていない)と
弟であると言うどうしようもない血のつながり…。
それを自分に置き換えて考えて胸が締め付けられたのです。

写真を撮って存在意義みたいなものも表現してあげたかったのかな。

ズシンと来た作品でした。

2016年3月14日月曜日

世界で最も有名な書体?「Helvetica(ヘルヴェチカ)」

普段何気なく使っている文字の歴史を探る

【文字の話3】Helvetica(ヘルヴェチカ)


使いやすく幅広い凡庸性、世界中で使われているフォントの王様!!


1957年、マックス・A・ミーディンガーとハース活字鋳造所のエドアルド・ホフマンが制作。


当初は「ノイエ・ハース・グロテスク」という名前だったが、販路拡大のため1961年「ヘルヴェチカ」という名前に改称された。


ラテン語で「スイスの」という意味。グリッド・システムを活用するスイス・スタイルのデザイナーから支持を得て広まった経緯がある。


当時、第二次世界大戦の戦火やナチの迫害を逃れてきたヨーロッパの各国の人達が大勢スイスにいたため、スイスのデザイナーは一つの紙面の中にドイツ語、英語、フランス語を提示しなければならなかった。

彼らは、活字書体に無個性・無宗教・無国籍性・非時代性を求め、幾何学的なサンセルフ体よりも昔ながらの活字職人によるサンセルフ体を選んだという。


パナソニック、無印良品、evian、BMVのロゴ、JR東日本の駅名標の英字部分もヘルヴェチカが使われている。



ドキュメンタリー映画まで作られている。



参考書籍 株式会社誠文堂新光社「文字講座」





過去記事一覧

2016年3月11日金曜日

祖父江慎+コズフィシュ展ブックデザイ

祖父江慎+コズフィシュ展 ブックデザイ

2016年1月23日〜3月23日
日比谷図書文化館




本の装丁が丁寧な作りだと、ずっと手元に残したくなりますね。

印刷方法を色々組み合わせて、触ると凹凸、ツルッとしたりザラっとしたり、透けてたり、キラキラしてたり。

こんな楽しい印刷やってみたい!って思います。

ゴールド箔押しは小さい時から好きだったな!

あとエンボスとか、ずっと触ってた気がする。

この展示を見ると本っていいな、って思えます。たぶん。

紙を触る楽しみを思い出させると言うか。

本を買って開けるまでのドキドキ感。

初めて知ったのは小学生の頃だったかしら。

祖父江慎+コズフィッシュ展入り口


2016年3月6日日曜日

アパート看板のデザイン

【ロゴデザインしました】

昨年末、親戚のアパートの看板のロゴデザインをしました。

このたびアパートが完成したそうで、
叔母と建設会社の方から写真付きで連絡をいただきました。

ロゴのデザイン原画
実際の写真

デザイン通りにしてもらって嬉しいです!

初めてシルバーの看板のデザインをやったので"色はどういう風に出るのか"、不安な面もあってドキドキでした。

4つのデザインを提案したのですが、「無難なブラック1色を選ぶかな〜」と勝手に思っていたら、カラフルなデザインを親戚は選び…
提案しておきながら「まずい、ちゃんと色は出るのか!??」と印刷屋さんにあらためて聞いたりしました。

何事も経験ですね。

ちなみに、プチブランシュとはフランス語で「小さな枝」という意味らしいです。
親戚の名字が「小枝(こえだ)」なのでこのような名前に決めたそうです。

小枝という言葉から、葉っぱと枝のピクトグラムにしたのですが、形をダイヤ型にしました。

「ダイヤ(宝石・宝石のような人材)が実り豊かに…」という意味を込めました。色合いが良かったみたい。

良き人が訪れてたくさんの幸せを育むアパートになってほしいです。

2016年3月2日水曜日

幾何学的で美しい書体「Futura(フーツラ)」

何気なく使っているフォントの歴史を探る。

【文字の話2】Futura(フーツラ)

フーツラ、フルーラの画像

1923年ドイツのバウハウスの非常勤講師だったパウル・レナーによって作られたサンセリフ書体。
書籍によっては「フツーラ」とも読む事も。ラテン語で未来という意味である。

定規とコンパスで設計されたように見えるが微細な視覚補正がされている。

「フーツラはナチスを連想させる」という日本だけの都市伝説がある。
このことを書体デザイナーの小林章さんが日本で広まった誤解を知り、その誤解を解くべく、出先で見つけたFuturaを紹介するブログ"ここにもフーツラ"を運営するようになったという。

ルイ・ヴィトンやフォルクスワーゲンのロゴに使われている。

私も一番大好きな書体で、一番最初に覚えたフォントがフーツラだった。




フーツラが使われたデザインだけを集めた"Futura(I love type)"という本まで出版されている。

mac OS Xには標準搭載されているが、WinのPCではないため「Century Gothic」をすすめる人もいる。




【文字の話1】TRAJAN(トラジャン)


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2016年2月25日木曜日

黒板・ブラックボード書いてます

【黒板・ブラックボードアイデア 1 】

ビジュアルで魅せるブラックボード2016年2月
先日書き換えたブラックボード

巷にあふれるブラックボード


こんにちは、石田栄です。

よく街で見かけるブラックボードの看板。
好きに書き換えられるし、黒地というだけでなんかオシャレ。

川口・蕨エリアでもよく見かけます。

義母(オーナー)の店 カフェ&ギャラリー柿の庭でも去年から導入しています。

お客様も看板だけだとやってるか不安になるようで、
ブラックボードを置くと「開店してます!」の合図にもなってます。


カフェ&ギャラリー柿の庭のブラックボードは、私が書いてます。
先日、書き変えました。



アイデアの発想から表現について


柿の庭オーナーからは
「撥水風呂敷"ながれ"という商品をとにかく全面に出したい」との希望でした。


「ミニマリスト必見!?」だとか、
「話題の!」だとか、
「えええ!?水も運べちゃう?」だとか、
考えました。

だけど嘘っぽくになりそうだったので辞めました。

言葉よりビジュアルでのアイキャッチを狙いました。

イラストの中に手を入れると、現実味が出てきてストーリー性が生まれます。
きっと動作に関係するからでしょうね。



おまけ


今は消されてしまった過去のブラックボードを最後に紹介。
(写真におさめてないのがあって残念でした…)

  アイコンイラストで魅せるカフェのブラックボードメニュー カフェのブラックボードメニュー強調
ブラックボード1dayレッスン・講座案内
外看板カフェのブラックボードメニュー



(この記事は2016年10月17日に加筆・修正しました。)


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2016年2月24日水曜日

格式高き古代文字「Trajan(トラジャン)」

何気なく使っているフォントの歴史を探る。

【文字の話】Trajan(トラジャン)



現代の欧文タイポグラフィの元となったと言われている書体、ローマの「トラヤヌス帝の碑文」。
西暦112年、今から約2000年前、石に刻まれた文字である。
この文字は数多くの数学者やタイポグラファー、カリグラファーが研究したと言う。

1989年、Adobe書体デザイナーのキャロル・トンブリーが「トラヤヌス帝の碑文」をデジタル環境で使えるように「トラジャン」を作成した。

小文字は存在しないスモールキャップ書体である。

もともと大文字と小文字は別々の時代に作られ、異なった生成過程を経てルネサンス時代に一つになった歴史の背景もあって、古代のローマの「トラヤヌス帝の碑文」をもとにした「トラジャン」には小文字が作られなかったと言う。

「タイタニック」など映画タイトルなどで現代でも目にする機会は多い。


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