2016年6月19日日曜日

イベント案内のブラックボードアイデア

【黒板・ブラックボードアイデア 3 】

イベント案内の黒板はどうやって書く?【【黒板・ブラックボードアイデア
イベント案内の黒板

イベントスペースの黒板です。


文字情報が多い場合は、


情報が多い場合の書くポイントは、
文字の大小で変化をつけるのと、
ピクトグラムを使うのが有効です。


文字の大小で変化をつけるには、


まず、情報を整理します。

6月18日にスマホカメラ写真ワークショップが14時から15時まであって、定員6名で料金は3,000円です。


この情報で一番大事な順に並べると
  1. イベント名(スマホカメラ写真ワークショップ)・内容
  2. 日月(6月18日)・時間(14時から15時)
  3. 定員・料金等
となります。

自分が何となく見ていて、
「え、なになに?」と思う順番です。



心の動きは、
→ へぇ〜!こんなイベントがあるんだ!
 → いつだろう?
 → あ、この日空いてる!
 → 料金はいくらなのね。(高いなぁ、安いなぁ、まあこんなもんか等)
 → 定員があるから申し込み早くしなきゃ!

人によっては日時と料金は逆になる人もいるかもしれませんし、
講師の名前が売れているならイベント名に組み込むべきですね。



心の動きに沿って
最初に目に入る文字は大きく、
段々と小さくしていくと良いです。




小さい文字にしちゃって読んでくれるのか?



答えは
興味をもってくれた後なら
必ず小さい文字でも読みます。



新聞と一緒です。
まずは興味を持たせるためにどうするかを考えましょう。



ピクトグラムとは、


ピクトグラム=いわゆる絵文字やマークです。
手紙のマーク、電話のマーク、など
絵で描かれた言葉です。



電話番号やメールアドレスは
その文字列を見ると勝手に
「これは電話番号、これはメールアドレス」と
思ってしまうので、


実は、
わざわざ「電話番号」という文字は
書かなくても良かったりします。




例えば
 090-000-0000
 03-000-0000



ハイフンがはいった数字の文字列は
パッと見で電話番号だと思いますよね。
市外局番もヒントになります。


余談ですが、
ゆうパックはハイフンの入った文字列で管理していて、
電話番号に似ているので不在票に「これは電話番号ではありません」と書いてあります。
間違える人が多いのでしょうね。


こういった文字列に、
ピクトグラムを使うと良いです。


特に文章が多い画面の場合は特にオススメします。


絵文字が入ると文字だけの単調な画面に
変化が出てきて
見る人の目を疲れさせません。



電話、FAX、メールを
1文字分のピクトグラムで表現できたら
デザイン的な見え方もキレイです。


まとめ


道で歩いていて、細かい文字を読むことはまずありません。
最初に目に入る部分に工夫が必要です。

心に響かせる文章を書くよりも、
まずは見てもらうことが重要ですね。


(この記事は2016年10月17日に加筆・修正しました。)
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柿の庭デザインでは、ブラックボード書きも承ってます。
単品価格1回2,500円
定期1ヶ月契約(月3回)6,500円

お問い合わせご依頼は、ブログ右端の連絡フォーム又は
柿の庭デザインBlogお問い合わせフォーム
まで。

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2016年6月15日水曜日

ギャラリー展示のDM

【イベント案内のDM】

ギャラリー展示のDMです。


ギャラリー展示DMのデザイン


ポストカードDMで考慮するのは、
字の大きさ

あまりに小さいと読みづらくなります。
私は、最小で8ptくらいにしてます。



限られた小さな紙面にどんな情報をいれるか、
取捨選択が必要です。


せっかくDM出すのだから、
あれもこれもと
入れたくなるのはわかりますが、
細かい文字で大量になればなるほど読む気力がなくなります。

読みづらい =ストレス
になりますから。


どんな内容かすぐにわかる、
見出しやキャッチコピーがあるといいですね。


今回はアートのDMですので、
文字を宛先面に全部もってきても良いかもしれません。


PCで作成するのが苦手な方は、
手描きの原稿をはがきサイズで書いて
コピーして量産する手があります。


万が一、
魅力的な写真が用意できなかった場合、
見出し(題名)部分を手描きにしたり、
変わったフォントを使って、
「文字で魅せる」のもアリです。


参考は下の本がオススメです。

デザイナーがどうやってタイトルを作ったのかのプロセスが載ってます。
手描きや既存のフォントの変形など
色々駆使されたデザインが集められていて、非常に参考になりました。

魅せる日本語タイトル
セブンネット


















色々なクライアントさんにお話ししてますが、
一部を手描きにすると、
その手描き部分に目がいきます。

うまく使い分けてデザインするのがコツです。







2016年6月8日水曜日

WinでもMacでも使えるフォント「Arial(アリアル)」

普段なにげなく使っている文字の歴史を探る
【文字の話5】
WinでもMacでも使えるフォント「Arial(アリアル)」


フォントの歴史を探る・フォントArialアリアルについて


アリアル、エアリアル、エィリアルなど呼び方に決まりがないようだ。

ロビン・ニコラスパトリシア・ソーンダース
1982年にモノタイプの依頼で設計した書体。

ライノタイプの人気書体であった、
Helvetica (ヘルベチカについてのブログ記事はこちら)と形が似ており、
代用書体として企画・開発されたと考えられている。


Helveticaは文字の切り口が垂直に設計されていることに対し、
Arialは斜めに設計されている部分で見分けられる。


Windows、Macともに同梱されていることから
フォントの制限を受けても「美しいものを作りたい」という
Webデザイナーからの支持が熱い。

特にWindowsXPでテキストを美しく見せるために使うと良いようだ。


文字を見分けるクイズサイトや、文字の違いを比べるサイトでわずかな違いを見ることができる。

確かにMacでもWinでも見かけるなぁと思っていたアリアル。
名前にAが付くからフォントを選ぶとき、いつも最初の方で目につくから何となく覚えていた。
webとの互換性で代用書体としての役割は今だ現役ってことかしら。

ブラウザが変わっても安心なフォントっていいね〜。




参考サイト
Arialウィキペディア
YATのblog







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過去の文字の話一覧


2016年6月2日木曜日

カフェのブラックボードアイデア6月

【黒板・ブラックボードアイデア 2 】

アイスコーヒーと雑貨の宣伝【黒板・ブラックボードアイデア】


こんにちは、石田栄です。
カフェ&ギャラリー柿の庭のブラックボードを書き換えました。


アイデアの発想は、


お休みしていたアイスコーヒーがスタートしたのでその宣伝と、
売り上げ好調な 朝倉染布の撥水風呂敷「ながれ」の宣伝にしました。

オーナーから
「今回は風呂敷とアイスコーヒーにしよう、
所さんのニッポンの出番(で紹介された事)と所さんの似顔絵を入れて〜」
と提案があったので、所さんを描いてみました。

似てますか?(^^;)


表現について


漫画でもイラストでも人の顔を入れると
ぱっと目がいきますね。


壁のシミが顔に見える…と同じ原理かな。
人間の目には3つの点が集まった図形を人の顔と見るようにプログラムされている脳の働きがあって、本能的に見てしまうそうです。
(参考Wikipedia シミュラクラ現象)

書き上がってみて、


いつもよりもコミカルになって面白い感じになったので
 オーナーも所さんのような笑顔で喜んでくれました。

 ブラックボード看板を置いているところは、
小学校の通学路なので、
子供たちがわーわー騒いでくれると 嬉しいな〜。


(この記事は2016年10月17日に加筆・修正しました。)


 カフェの営業日の確認は下のリンクから
Cafe & Gallery 柿の庭ホームページリンク


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2016年5月30日月曜日

デザインって何だ?を解決する本「ビジネスの成功はデザインだ」

【本の感想】
主にデザイン関連の本の感想を書こうと思います。


「ビジネスの成功はデザインだ」本の感想

「ビジネスの成功はデザインだ」 

  • 神田昌典&湯山玲子
  • 発行所:株式会社マガジンハウス
  • 2010年7月8日第1刷発行
評価 4 ★★★★☆


この本は2009年の講演を元に修正加筆したものなので、たとえ話が(mixi、ワタミが介護分野に乗り出して…等)若干古いネタがあった。
6〜7年しか経っていないのに時代が変わるのは早いんだなと実感した。

デザイナーじゃない側からの話が神田昌典さん。デザイナー目線が湯山玲子さん。
ためになったのは、デザイナーじゃない神田さんの方だ。
クライアントの気持ちの部分を言ってくれて、自分では気がつきにくいデザインの価値などを言葉にしてくれた感じ。

どういう人がデザインを買うのか?
デザインを取り入れる事によって変化は?
など、説明してくれた。

デザインは多くの人にとって理解が及ばない、よくわからないものであると思われていると、ある程度実感していたけれど、
じゃあどうやってその良さをわかってもらえるだろう?とアプローチ方法に悩んでいた。
神田さん自身も、ファッション誌のモデルがポーズしている広告の意味が最初わからなかったと言っている。「美は恐れられる」という表現をしていた。

この本を読んで確信した事は、
デザインの良さを無理矢理わかってもらうのは間違いで、
見た目など形を整える段階に来た会社や人が求めるもの=デザインなんだという事。
事業開始の初期段階やキャッシュフローがうまく行っていない状態では、求めてはいけないと書かれている。

野生の勘?デザイナーの勘?みたいなものが私にあって、
以前、「デザインを提供するにはあの人はまだ若すぎる」と思った事があった。
あれは一体どういうことだか自分でも説明がつけられなかったのだが、神田さんがわかりやすく言葉にしてくれたと思う。

さらに興味深い事を言っていた。
「デザインによって生まれ変わるには4年かかる」という。
意識の定着には4年かかるということだ。
ユニクロを例に出していたけれど、そういう期間をクライアント側とデザイナー側がわかっているのって重要だと思う。
なんせ、効果がすぐに出ないと不安になるのが人情ってもの。

具体的な例と数字があって、なぜ?を解決するのにこの本はとてもよかった。
デザイナーも意識が変わる本でした。





2016年5月24日火曜日

マンドリンアンサンブル演奏会チラシ

【チラシデザインしました】

マンドリンアンサンブル アルコバレーノ演奏会のチラシです。

マンドリンコンサート 埼玉県川口市かわぐち 【演奏会のチラシデザイン】 
マンドリンコンサート 埼玉県川口市かわぐち 【演奏会のチラシデザイン】



マルコバレーノとはイタリア語で虹の意味だそうです。
虹はフランス語でのラルクアンシエルが有名ですね。


カラーは言葉の通り、虹色で表しました。

赤〜青〜黄色のグラデーションの虹色を大きく使っていますが、
デザイン上のひと工夫が実はあります。



「マンドリンアンサンブル」と「6月4日」の文字色に
黄色を入れた虹色にしてません。



それはなぜか?


答えは、可読性を考えたためです。

読んで字のごとく、可読性とは「読むことができる・読みやすい」です。

文字は小さくなればなるほど色の気遣いが必要です。

虹色は3原色すべてが入っているので、華やかな紙面になります。
ですが、明度差も大きくなります。
これが問題で、メリハリがつきすぎちゃうんですね〜。


明度差と言うのは、白黒コピーをイメージしてください。

黄色の文字は白黒コピーをすると白に近い灰色に印刷されます。
明度が高いという事です。

明度が高いと、白い紙面には見え方が優しく、ぼんやりします。

白地に黄色で形を描くのと、黒で描くのとは見え方が違いますよね。

もし虹のグラデーションを小さな文字に使ったら虫食いのように所々欠けて見えてしまいます。
なので、黄色を外したグラデーションになっているのです。




可読性というのは、デザインする上で重要になってくる部分です。

ちゃんと読めないと見る人にストレスを与えるので、
多くの人は無意識にしていると読んでくれません。
(ほんとに興味があって、見たい、知りたい人は別です。)



色相、彩度、明度は色の基本でデザインの基礎です。

基本を知っていることは「チラシのバリアフリー」になるんです。

相手のこと(見る人)を考えてデザインしているか、という部分が素人とプロの差になってくるんですね〜。



コンサート情報

風のささやきコンサート
「マンドリンアンサンブル アルコバレーノ」


日時:2016年6月4日(土)
場所:フェリーチェピアノサロンスタジオ
住所:埼玉県川口市芝2−3−11
電話:048−267−0749



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告知
柿の庭デザインでは、今後デザイン関連の講座を開催予定です!

POP講座とか、ロゴを手作りする講座とか、デザインを楽しむ講座とか、みんなでぬり絵とか…。
場所はもちろん、カフェ&ギャラリー柿の庭
ご要望ありましたら下記にお問い合わせください♪

kakinoniwa.d@gmail.com
090-6178-4689
柿の庭デザイン 石田栄





2016年5月17日火曜日

若冲展

若冲展

  • 2016年4月22日(金)〜5月24日(火)
  • 東京都美術館 企画展示室
  • 午前9時30分〜午後5時30分(ただし、金曜日は午後8時まで)

雨の日に並んできました。
12時半の時点で210分待ちと表示。
私は長靴に合羽、温かい飲み物を持っていったので頑張れましたが、列から抜ける方も多くいました。
結局180分(3時間)で入る事ができました。

展示は素晴らしかったです!
筆使いの思い切りの良さ、墨の質感、構図…ともっと離れて絵をじっくり俯瞰してみたかったです。
まあ、東京都美術館の企画展示はいつも混んでいるので、遠くからや近くに寄ってなどと見れた記憶がありませんが。

一番見たかった升目画は並んで近くで見ました。
江戸時代の若冲がドット画を描いてるってつくづく面白いなぁ!

私の美術館での鑑賞の仕方は、「一点一点ではなくさーっと見て、気になった作品は立ち止まってじっくり」です。

これだと疲れないし、気に入った作品を覚えていられるので美の引き出しを自分の中に作りやすいです。

今回はあまりの人の多さにさーっと見るのも大変でした。

実は30分ほどで出てきてしまいました。

出口を出た瞬間、脱出!と言った心境になりました。

図録を買ったので、家で眺めてゆっくり楽しもうと思います。

2016年5月8日日曜日

李禹煥(Lee U-Fan)美術館

【展示見に行きました】

岡山県から船に乗って、アートの島”直島”に行ってきました。

李禹煥(リ・ウーファン/Lee U-Fan)美術館


開館時間: 3月1日 ~ 9月30日
10:00 ~ 18:00( 最終入館17:30 )
10月1日 ~ 2月末日
10:00 ~ 17:00( 最終入館16:30 )
休館日: 月曜日
※ ただし、祝日の場合開館、翌日休館
鑑賞料金: 1,030円 ※15歳以下無料



李禹煥(母校の名誉教授らしいが…敬称略)の作品を知ったのは高校生の時だった。
美大をめざし週末には美術館やギャラリーを訪れ目を養った。
あれからあっという間に1○年。
あの時、李禹煥の展示を見て空間という意識を教えてもらったような気がする。

今回、旅行で直島を訪れて李禹煥美術館があるという事を知って「是非いきたい!!!」とあまり興味がない夫にお願いして入館。

安藤忠雄が設計した美術館と作品との調和が美しかった。

美術館自体は狭くサクサク見ちゃうとすぐに終わってしまうので注意です。
じっくりと空間を楽しみ、ぼんやりするのがいいです。
美術館周りにも作品が見られるので、海や自然をバックにした作品を写真に収められます。

近場にこんなところがあったらいいな〜。



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2016年4月27日水曜日

ここにもアートかわぐち

ここにもアートかわぐち

川口市立アートギャラリー・アトリア
2016年3月19日(土)~5月14日(土)
入場無料

ここにもアートかわぐち


アトリア入り口
 
アトリアから作品たちが飛び出した!
ここにも、そこにも、どこでもアート!
今まさに発展を遂げているまち:川口で、みずみずしい感性のアーティストたちの表現があふれ出す!油絵・日本画・彫刻はもちろん様々な作品を市内各所でご覧いただけます。
(アトリアHPより)
…と書いてあるようにアトリアだけでなく、グリーンセンターやキュポ・ラでもなんか展示しているみたいです。 たまたま通りがかって時間があったので、アトリアの展示を見ました。

7名の作家さんの作品が見れます。

どれも良い作品ばかりだったと思います。
私が気になったのは、一枚の鉄を「切る。折る。」事をして作り上げた作品。
平面を切って折り曲げると立体になるのが数学的で面白い。
杉田龍さんという作家さんです。

これね、美大受験の時の紙立体を思い出すんですよ。
もがいていたあの頃…
それまでの立体の意識が低かった事に気づかされ、色々な建築物やプロダクトを見ては、「形の良さって何???」を追求していたあの頃。
五里霧中で探して、好きだなって思う形を自分なりに見つかったんだっけ。

そう、
杉田龍さんの作品は、間違いなく私の好きな形。

良い作品は良い刺激になります。

2016年4月18日月曜日

カクカクの機械文字「OCR-A」

普段何気なく使っている文字の歴史を探る

【文字の話4】OCR-Aフォント

文字の歴史を探る OCR-Aフォントってどんな歴史?

OCRというのは、光学文字認識(こうがくもじにんしき、Optical character recognition)の略で、OCR-Aは機械で読み取ることができるように米国で設計されたフォント。OCRの開発は、視覚障害者が文字を読むための機械をつくるという側面もあった。OCR-Aフォントが商用利用されたのは1955年。リーダーズ・ダイジェスト社に納入され、販売報告書をコンピュータに入力するのに使われた。

OCR-Bは1966年、アドリアン・フルティガーによって後に開発された。ジュネーブの欧州電子計算機工業会のECMAは、すでに米国で使用されたOCR-Aを使いたくなかったので、新たにOCR-Bを制作。5x9の正方形でOCR-Aより細かいグリッド上で設計されている。

OCR-AとOCR-Bフォントの文字の形状は、OCR スキャン機器で正確に読み取ることができる。 OCRの使用例として、銀行小切手、パスポート、シリアルラベル、郵便物などがあ。



OCR-Aフォント私はけっこう好きで使う。
柿の庭デザインロゴの英字部分もこのフォント。

作っているときは、一番好きなフツーラにしようと思ったのだけど、いざロゴと合わせたら何だかしっくりこなくて…。
OCR-Aを合わせたら意外としっくりきて採用した。



【文字の話3】Helvetica(ヘルヴェチカ)


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2016年4月14日木曜日

折込チラシB4デザイン

【折込チラシB4とポストカードのデザインしました】

千葉県千葉市ASAパスポートブック・折込チラシ
B4折込チラシ
ASA(アサ)パスポートブック千葉、折込チラシポストカードサイズ
ポストカード
先日デザインを担当したASAパスポートブック(記事はこちら)の販促用のチラシです。
上部のイラストは私が描きました〜。
地域のクーポンブックなので、「親しみやすさ」「カチッとしてないプニッとしたキャラクター」みたいなかわいいイラストにしたくて。
探してみたものの…
著作権や予算オーバーなどの理由で自分で描く事にしました。

いやだってなんせ、美大でしょ……?
絵には自信があると思いきや、やっぱり人それぞれに得意分野がありまして。
実は二頭身の人物のイラストを描いたのは今回が初めてです(^^;)

イラストレーターやグラフィックデザイナーは色々かぶる部分があるので混同されますが、ちょっとニュアンスが違うんです。

イラストレーターとは、自分の絵のテイストがあってそれで仕事をもらっている人。
グラフィックデザイナーは、クライアントからの要望や条件、設定を基に販売促進に有効なグラフィック構成を作る人。

なので、「こんなイラストが販売促進に向いてる!」と思ったら、そのようなイラストが描ければいいけど特殊なイラストならば、得意な人に描いてもらった方が早いので頼んでしまいます。
(細かく言うとアートディレクターという職業もあって、基本はグラフィックデザイナーですが、ビジュアルを決めたら、手を動かすよりも人を動かして指示を出す人です。)

だって人間だもの…もちろんグラフィックデザイナーだって自ら持っている美学によってテイストが違います。
当たりはずれは正直あります。

美学の部分がピッタリと、クライアントと合えばまさに阿吽の呼吸で気持ちが良いくらいにスムーズに仕事できます。

私の経験から言うと、まずは直接会って聞くのが一番だと思ってます。
けっこう、この部分、フラワーコーディネーターとして働いていた経験が役に立ってます。

花を売るときには「誰に」「何を」「どのように」「どんなタイミングであげるのか」を聞くのが基本です。
また、婚礼等のフラワーディスプレイでも「入り口からはどんな風に見えたらいいのか」「写真にはどんな風に残るか」等を伝えて、お客さんから気持ちを聞き出します。
こういった”聞く”事がこれまでの仕事でしたので、逆に私の場合、押しに弱いです(笑)
カリスマにはなれません…遠い目。

グラフィックデザインはいわば、お客さまの悩み+デザイナーの美学で成り立っているのです。

みなさまも自分の美学にあったグラフィックデザイナーと出会えればいいですね。
別にデザイナーなんていらない。これからは人工知能があるしって言わないでくださいね…普通に落ち込みますから。(笑)


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