2016年12月18日日曜日

ウェブサイトリニューアル

ポートフォリオサイトをリニューアルしました。(^o^)/

http://sakae.kakinoniwa.com

もともと、HTMLとCSSを自分で組んで(苦労した)サイトがあったのですが、ページを一から作り、それを更新して行く作業が手間がかかり、結局放置…という感じになっていました。
すべて自分のデザインだったので気に入っていたのですが、更新作業の手間を緩和すべくWordPressを導入しました。

WordPressは、一日講座で教えてもらいにいきました。
私の場合、独学で本を見てやるよりも、人に教えてもらう方が習得が早いと自覚しているので、ちょうど良さそうな講座を見つけて即申し込みしました。

このブログのBloggerもかなり自由度の高く、頑張ればちょっとしたウェブサイトになりそうですが、ブログとして使う方が使い勝手が良いと専門家の方が言っていたので、このままブログとして継続することにしました。

WordPressを導入してみて、テンプレートを決めてからのカスタマイズという流れはブログっぽく出来て良いです。jQueryのライトボックスをプラグインで入れれば簡単に動くので感動しました。

ただ、やはり「この部分がどうしても変」「ここの隙間空けたい」「もう一行情報を入れたい」などデザイン的な欲求がすぐに通らず、Chromeの検証ツールを使って見つけるのですが、もう疲れちゃって妥協する所もあります。プラグインを入れれば解決することもあるようです。

WordPressは簡単にウェブサイトを作れますが、やはり最低限のHTMLやCSSの知識はあった方がいいと感じました。

ポートフォリオを公開しますが、実はまだ途中です。
徐々に作っていきたいと思います。

よろしければ見て下さいませ。


柿の庭デザイン
石田栄


2016年12月13日火曜日

ヘンゼルとグレーテル投影型紙芝居

【イラスト描きました&イベント報告】

12月4日、コンサート内でプロジェクターで壁に映す形で音楽会内で紙芝居をしました。
紙芝居のイラストを担当しました。


実際のコンサートでの紙芝居の様子


フライヤーデザインから紙芝居の依頼へ


第一回、第二回と、こどものためのコンサートのフライヤーをデザインした縁で、イラストのお話をいただきました。面白い試みなので「ぜひ!」と二つ返事で承諾しました。

こどものためのコンサートフライヤーのデザイン記事はこちら



今回の第三回のフライヤーでは私の名前も載っているという自分では想像していなかった事態に。 「ぜひ顔写真を!」と出演者の方から言われたのですが、載せられるプロフィール写真もなく、音楽家の人と並んで黒子の私が出てはおかしいと思い至り、似顔絵にしました。
このブログでも使用してます似顔絵です。(ちなみに名刺にものっけてます)



PowerPointを使った紙芝居


題材はヘンゼルとグレーテル。この時期にヨーロッパではピッタリな話なのだとか。

プロジェクターで壁に投影することは元々決まっていたので、MicrosoftのPowerPointを使いました。

PowerPointを使えるデザイナーは案外少ないかもしれません。デザイン会社では、使う必要がないので(^^;)
こういう部分は、デザイン会社出身ではない私の強みでもあります。

では早速イラストの紹介。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居1表紙
タイトルとヘンゼルとグレーテルのお家。
最初は真っ暗で序曲が流れ、合図と共にタイトルが現れる。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居2
ヘンゼルとグレーテルの登場。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居3
ごちそうがあると知り、踊る二人。
ここで演奏が入り、パワポのアニメ機能(シーソー)でゆらゆら動く。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居4
ミルク壷を割って怒られる二人。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居5
怒られて、森でイチゴを採ってくるよう言われた二人は道に迷う。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居6
眠りの精が現れて、二人は眠ってしまう。
ここで演奏、だんだん絵が消えて行く。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居7
朝。
ナレーションの言葉と共に暗くなったスクリーンにだんだんと絵が現れる。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居8
二人の前にお菓子の家が現れる。
少し動きをつけてびっくりした感じに。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居9
お菓子の家を食べようとしている所に魔女が登場。
魔女の腕は最初消えて表示させ、魔女の声とともに現れる。
ここで演奏。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居10
捕らえられたヘンゼルと手伝いをさせられるグレーテル。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居11
グレーテルが魔女をかまどに押し入れる。
炎のメラメラ感を出すために下から絵を出すアニメ、
(大きなスクリーンだとけっこう怖いので)すぐに消えるアニメの二つの効果をつけた

ヘンゼルとグレーテル紙芝居12
魔法が解けてこども達が解放される。
ナレーションはここで終わり。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居13
エンディングの演奏が入る。
ここでもアニメ(シーソー)で動かす。

ヘンゼルとグレーテル紙芝居おしまいの文字
演奏の終わりかけに、だんだんと現れる「おしまい」の文字。

以上、13枚の絵を描きました。

イラスト制作とリハーサル


イラストはすべて手描きです。
Photoshopで色を付け、Illustratorで本の形にしました。
さらにパワーポイントで少しアニメーションをつけ、紙芝居の完成です。

背景を黒くするとプロジェクターで映した時に本の形だけ浮かび上がるのをリハーサルで発見しました。 この発見、見た目が面白いのでぜひ他でも何らかの形でやってみたいです。

リハーサルの時は、動きはほとんど付けていなかったのですが、「こうイラストが現れたらいいな」とか「こう消えたらうっとりだな」と思い本番までに調整しました。 時間のカウントをリハーサルで計っていたので、それに合わせてアニメーションを加えました。

本番前の合わせまで、設定した秒数でアニメーションがちゃんと終わるかなどドキドキでした。



イベントが終わって


途中で入るヴァイオリン、ピアノ、ソプラノの生演奏がとても素晴らしく、子供時代にこんな素晴らしい音を聞く体験を出来たらとても良い経験になるだろうなと思いました。

私は小さい頃は、母が劇団四季のミュージカルなどに連れて行ってくれました。
「舞台」の近くまで行ったら見えない所でオーケストラが生演奏しているを知りました。

音感が優れていなかった私ですが(吹部だったのに成績は5段評価で3だった)、素晴らしい音を聴く姿勢や楽しみを子供の時に学びました。

大人になって母が私してくれた事を感謝しています。

こういったイベントに参加できるのも、あの時のあの経験が役に立っていると思うときが多々あり、無駄な経験など一つもないんだと実感しています。

また、こういうイベントやりたいです(^^)

2016年11月28日月曜日

手書き英字 Dakota はなぜ Mac に選ばれたのか?

普段何気なく使っている文字の歴史を探る

【文字の話8】Dakota(ダコタ)




歴史や意図などは不明


vLetter.Incという手描きフォントを扱っている米国の会社がデザインしたフォント。
2001年にAppleが権利を取得してMac OSXに搭載されている。

いつ頃できたのか、誰がつくったのかなど不明。

Dakotaは、vLetterのサイトでも無料でダウンロードできるフォントであるためなのか、検索すると公式サイト以外で無料ダウンロードリンクに溢れてます。




ステーブ・ジョブスは、なぜこのフォントを選んだのか


ただ単純に当時の手描きフォントの代表がDakotaで、フォントのバリエーションを増やすのために入れられただけかもしれません。

ジョブスはカリグラフィに感銘を受けて、多くの美しいフォントをMacに搭載させています。

手描きフォントの中でも気持ちよく文字認識できて、ユニセックスな筆跡が好感を持てますし、ペンが滲んでいるような、筆圧を感じる線も魅力的です。



(※ここからは想像の話)
ステーブ・ジョブスは、なぜこのフォントを選んだのか


「ダコタ ジョブス」と検索すると「ダコタ・ハウス」がヒットします。

ダコタ・ハウスはThe Dakotaと呼ばれ、アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタン区アッパー・ウエスト・サイドにある高級集合住宅です。

ここに住んでいたジョン・レノン(ビートルズ)が1980年に射殺された場所としても知られています。

ジョブスとレノンは面識が会ったかどうかわからないそうですが、レノンが亡くなってから5年後、オノ・ヨーコは息子の誕生パーティのためにジョブスをこのダコタ・ハウスに招いたそうです。

その前年1984年は、初代Machintoshが発売した年で、100年前の1884年は、ダコタ・ハウスが竣工した年でした。

(全くフォントと関係のない話になってますが…。)

アップルを解任されて新しい事を始めたりと浮き沈みしていた1985年は、ジョブスにとって印象的な年だったのではないでしょうか。

その年末に訪れたダコタ・ハウス…。

ダコタ・ハウスを調べて思ったのは、そこは時代を揺さぶるような事件が起きた場所で、時代や文化を創る人達が住む場所なんだという事です。


そのダコタを名前に持つフォントを入れるという意味がなんらかあったんじゃないだろうかと私は思いたいです。


無理やりこじつけなくても良いではないか…という声が聞こえてきそうですね ^^;


調べてみて感想


調べても調べてもDakotaの情報はあまり出て来ず、記事を書くのを断念しようと思っていた所で、ダコタ・ハウスが出てきて少し雑学が増えました。

Dakotaは、だいたいは女性の名前という事なので、フォントのイメージ的には女性文字なのかな…と思います。古いフォントではないようなので、実際にこの文字を書くダコタさん存在していたら面白いな〜。



参考

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過去の文字の話一覧


2016年11月21日月曜日

第3回こどものためのコンサートフライヤー

【チラシ・フライヤーデザイン】

【チラシ・フライヤーデザイン】こどものためのコンサート・表面
表面

【チラシ・フライヤーデザイン】こどものためのコンサート・裏面
裏面

第3回こどものためのコンサートのフライヤーデザインをしました。

シリーズもののコンサートなので、第1回、第2回と共通のイラストを入れ、クリスマスモチーフを足して季節感を出しにぎやかにしました。


画用紙をハサミで切って自由に貼ったような雰囲気にしました。
小さい頃、よくそうやって遊んでました。懐かしい。

PC上(Illustratorのパス)で描いて、まっすぐの線をあえて歪ませたりちょっとずつ調整しました。

実は背景を決めるのに少々時間が掛かりました。
ぱっと明るい紙面にしたいけれど、クリスマスツリーの星やプレゼントが置いてある風景が自分の中で「夜」なんですよね。

ホーリーナイト〜♪という歌が頭に…。

イエローやオレンジ、ピンクなど明るい色で楽しそうに見せたい戦略的左脳、
でもクリスマスモチーフの背景と言ったら黒っぽいのがいい…という感覚的右脳の両者の葛藤が繰り広げられました。

結果は見ての通り勝ち負けなく、融合する形で決着を付けました(笑)

色はある程度、何色か限定して配色しました。
必ずしも彩度が高い色ばかりではなく、落ち着いたトーンの色も足してます。


さて、
今回フライヤーをつくっただけで終わりません!

このコンサートに私も参加することになりました。
演奏はできません(^^;)
絵を描きます。

「ヘンゼルとグレーテル」の紙芝居と音楽演奏を楽しめるプログラムがあります。
絵をプロジェクターで写し、合間に話に合わせた演奏を楽しめます。

しかしまだ色塗りが終わってません…。
完成したらブログで紹介しようと思います♪

また、実際にコンサートに来てもらって見てもらえると嬉しいです(^^)

2016年12月4日(日)
1回目10:30開演(10:00開場)
2回目13:30開演(13:00開場)

場所:フェリーチェピアノサロンスタジオ
住所:〒333-0866 埼玉県川口市芝2-3-11
電話:048-267-0749
料金:大人1500円、こども500円(小学生以下)
HP:http://felicepss.com



第1回フライヤー

2016年11月14日月曜日

主役と共演者がすぐに分かる構成のフライヤーデザイン

【チラシ・フライヤーデザイン】

和田春子帰国記念コンサート〜姉妹によるヴァイオリンデュオの調べ〜
表面


和田春子帰国記念コンサート〜姉妹によるヴァイオリンデュオの調べ〜
裏面


同業の前職の先輩に写真の使い方がうまいっと褒めていただきました。

とても嬉しい!

今回は写真がすべてちゃんとしていた(解像度が高い)ので、写真を大きく使う事ができたのがうまく使えた理由ではないかと思います。


主役、準主役、共演者で写真の大きさと彩度を変えました。

画面は3分割。
構成の考えは、
タイトルに「和田春子帰国記念」と入っているので、主役の一人を目立たせるようにし、
サブタイトルのデュオ相手の準主役は上部へ、
共演者はそれに続いて入れています。

主役と共演者が瞬時に分かる構成のフライヤーデザインになりました。


個人的には、ツァッフィーノ(Zapfino)という英字フォントを使えた事も嬉しいです。
使いたくてしょうがなかったフォントの一つでした。


装飾的で優雅で…!!嗚呼うっとり!


ツァッフィーノが使われた文章を本で見た事があるのですが、1段目のアルファベットの一部が2段目にかぶり、2段目も3段目にかぶり、とそれがとても綺麗でした。
文章を見ているよりも音楽を奏でる楽譜を見ているような気分にさせられました。


そのツァッフィーノを円弧に沿わせて使いました。
縦ラインや四角の少し堅苦しい構成に、
ユーモラスな表情の円弧を足す事によって若々しさやオープンな雰囲気を出そうと思いました。


音楽コンサートのフライヤーは、美しいデザインができるので作っていてとても楽しいです(^ ^)




和田春子帰国記念コンサート
〜姉妹によるヴァイオリンデュオの調べ〜
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コンサート情報
  • 日時:2016年11月27日(日)14時開演
  • 場所:フェリーチェピアノサロンスタジオhttp://felicepss.com/
  • 出演:和田春子(ヴァイオリン)、内藤歌子(ヴァイオリン)、増田桃香(ピアノ)
  • 料金:3,000円
  • チケット取り扱い:カフェ&ギャラリー柿の庭 http://kakinoniwa.com
                              〒333-0866 埼玉県川口市芝2-17-20
                              電話070-6994-1563

2016年11月7日月曜日

女医さんがやっている歯科医院のロゴデザイン

【ロゴデザインしました】

新規開業の歯科医院のロゴデザイン


今年5月に開業したての歯科医院の女医・大淵洋子さんから依頼をいただきました。

ご依頼のきっかけ


ホームページを作るにあたり、業者さんからロゴがあった方が良いと助言されて今回作るきっかけになったようです。
知り合って間もなかったのですがデザインを任せてくださり大変嬉しかったです。


ご希望


今年開業といっても、もうすでに人気の歯医者さんのようで(美人女医!!)、
これまで使用してきた診察券などのイメージを壊さないでという条件がありました。


制作過程


2案出し、1案に絞ってもらい、修正や改良を加えていきました。

歯科名のルミエール(フランス語)の「L」と
ルミエールの意味である「光」を含む花言葉の「ガーベラ」を合わせたロゴです。

フランス語と大淵先生の可愛らしく優雅な雰囲気をイメージして作っていきました。

色合いでかなり迷われていたのですが、発色の高いピンク(マゼンダ)で決まりました。


コメント


最後に大淵先生からコメントをいただいたので、ご紹介。

これを機会に歯科医院のロゴの依頼が増えるといいですね(^^)
作りたい先生がいたら私からもご紹介します。頑張って下さい。

  • ルミエール歯科
  • 住所:東京都豊島区巣鴨4−14−14
  • 電話:03-3917-4422
  • 診療時間:10:00~13:00、15:00~19:00
  • 休診日:火・金・祝祭日
  • HP:http://www.lumiereshika.com/ 近々ホームページが新しくできるはずです♪


大淵先生、ありがとうございました!
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追記(2017.3.17)
ルミエール歯科のホームページリニューアルしました(^^)
ロゴもばっちり載ってます。嬉しい!

2016年11月4日金曜日

サーカスっぽい装飾で魅せるイベント案内の黒板

【黒板・ブラックボードアイデア 9】


【黒板・ブラックボードアイデア9】

イベントスペースの案内の黒板です。
今回は、サーカスっぽい装飾で楽しげに魅せる黒板にしました。

アイデアの発想は、


Pinterestでサーカス関連の画像を見ていたら、この場所のロゴマークがサーカスのテントに見えてきたからです。イベント案内なのでサーカスのように楽しい雰囲気が詰まったように見せたいと思いました。

レイアウトは、


上(ヘッダー)、中央(ボディ)、下(フッター)に分けたオーソドックスなスタイル。
線対称になるように配置してあります。

【黒板・ブラックボードアイデア9】レイアウトは?
レイアウトはデザインの骨格です。


表現は、


古き時代のサーカスをイメージしました。
シマシマのテント、風船、リボンの枠やレトロな枠…などイラストをいれるため、いつもよりヘッダー部分を大きく取りました。


【黒板・ブラックボードアイデア9】ヘッダー部分拡大


線対称の骨格を守りつつ、左右に変化を付けて楽しげにしました。
今回は既存フォントを写したりせずに自由に書いてます。


【黒板・ブラックボードアイデア9】途中経過
途中経過。全体を捉えながらペンを入れていきます。

アルファベットばっかりになったので、曜日は漢字にしました。
漢字は一文字で伝わるのでデザインを揃えるような場合に大変便利です。


【黒板・ブラックボードアイデア9】ボディとフッター部分拡大
隙間を適度に空けて文の塊をつくると良いです。




書き上がってみて、


タイトルが大きいと目立つのか、
遠くからでも見えて立ち止まったり自転車を降りて黒板を見て行く人がいました。
(こっそり見てました ^ ^;)

ここは一体何をやっているのだろう?とまず興味を持ってもらうことが目的なので、立ち止まってみて行ってくれると、とーーても嬉しいです。

即効性はなくともじわじわっと地域に浸透して行ける事ができるのが黒板だと思います。

書いている方も楽しく書いて、その土地に明るさを降りまいて次第に人が集まるようにしたいものですね(^^)



2016年10月24日月曜日

ネット社会ではもはや必須!?Webコピーライティング

【本の感想】
主にデザイン関連の本の感想を書こうと思います。技法よりも考え方やデザインの基礎部分を鍛えるための本が多いです。

ASCIIから引用



書かなきゃいけない人のためのwebコピーライティング教室
  • 著者:森田哲生
  • 発行所:(株)KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 2016年6月17日第1刷発行
  • 評価5 ★★★★★



多摩美の先輩が書いた本です。
といっても6〜7年くらい上なので在学は、かぶっていませんが。
最近知り合いになる事ができ、ちょっとだけお話もしました。
イラストとそっくりです。

コピーライティングを何かに例えながら解説されているので、想像がつきやすくどうやって考えるのか掴みやすいです。

一気に読める厚さではありますが、
私のようにコピーライティングを考える初心者にとっては、
章ごとにじっくりと噛み砕いて読むのがオススメです。

一朝一夕で身に付く技術ではないと思いますので、
プロのコツを感じて、一つでも身に付けば良いかなと自分では思ってます。

「web」がタイトルについているように、
HPの更新やweb上での商品アピールなど、
インターネットを使った時に「どう言ったら効果的か」と考え方を解説しています。

ライティングと言ったら文章力なんだけど、
短く伝えるコピー力が実はWebでは最重要だと気づかされました。

ある意味では、SNSを含めWebに携わる何かを運営している、
すべての方に役に立つ万人受けハウツー本かもしれません。




2016年10月17日月曜日

切って・ずらして・合わせて…文字を装飾的に使うブラックボード

【黒板・ブラックボードアイデア 8 】

漢字を装飾的に使った黒板アイデアってどんなの?黒板・ブラックボードアイデア


アイデアの発想は、


黒板やチョークアートの作品を注意して見るようになった最近ですが、
かっこいい黒板で、日本語で書かれているものが少ないな〜と感じます。

アルファベットは26文字だから、デザインに落としやすいのも確かで。

カフェに英字で書かれた黒板アートがあると、
うわ〜オシャレカフェ!!ってパッと見ても思います。

だからこそ、
だからこそ、
抗いたい気持ちがむくむくと頭をもたげてきて、
日本人なら日本語でカッコよくやってやるぞ!!みたいな挑戦を勝手にしています。

今回は、
無性に明朝体をレタリングしたくなって、漢字を使いました。

切ったり、ずらしたり、サイズが微妙に違うものを組み合わせたりしました。

違う文字が合わさるとそこが今まで存在しなかった空間(異空間)になったり、
同じ文字でも、ある一定の部分からずれたり、
繋がったりしたらそこにまた異空間が生まれる…

そんな感じをテーマに不思議な平面を作りたいと思いました。



レイアウトは、


横を3つに分割して、右・中央・左というカテゴリー分けをしました。

3分割した縦長の骨組み

3つのイベントだったので縦も3つに分けましたが、
左の2016の数字部分は、
縦ラインの骨組みを強調するため横ラインを崩す役割をしています。



表現は、


明朝体の漢字、それに合わせて英字もセリフ体を選びました。

漢字は、内容に合わせて一文字で表したら何か?で選びました。

今回の場合、
  • ハーブクラフトワークショップ.....香
  • 写真の撮り方ワークショップ.....写
  • 親子で楽しむ写真ワークショップ.....子

漢字と英字は、装飾要素としての役割だったので厳密なレタリングをしていません。

四角い色面を左と右に付けてたのは、縦ラインの強調するためです。
装飾的にワープロのスペースみたいな見え方にしました。

スペースを装飾的に表現

色はバランスをみながら対角で分けました。

なぜ縦ラインを強調するかと言うと、
発想(コンセプト)が「切って、ずらして、合わせる」だからで、
どこから切れてるの?をはっきり見せないと、
ゴチャゴチャした画面になり何が言いたいのか分からなくなるからです。



書き上がってみて、


漢字って一文字で遠くからでも分かるからすごいなぁと感じました。
そこが英単語にはない強みだと改めて認識しました。

「香 写 子」が人の名前のように見えるのは、たぶん日本人特有ですね。

文字を「切って、合わせて」は、PCだと簡単に出来てしまうけど、
手書きだとご都合主義的に融合できて面白いなぁと思いました。


2016年10月11日火曜日

カリグラフィの気品を感じさせる書体「Platino(パラティノ)」

普段何気なく使っている文字の歴史を探る

【文字の話7】Platino(パラティノ)



活字・写植・デジタルの三世代で使われてきた定番書体。


ヘルマン・ツァップ氏が1950年に発表した。
名称は16世紀イタリアの書家ジャンバッティスタ・パラティーノに由来する。

平ペンで書く時のカリグラフィ的な特徴、
抑揚を強く残しており、伝統を感じさせる。

発売から半世紀以上たった今でも書籍や雑誌の本文、見出しに使われ、
高級化粧品の広告にも使われている。

バリエーションにLightがあり細身のローマン体があるのも珍しいと言われている。



Mac と Windows 両方に搭載されている


PostScript の登場当初からよくプリンタにインストールされていたため、
DTP においてよく普及し、Mac OS では Palatino として、
Windows では 、Palatino Linotype としてOSにバンドルされている。

Palatino の違法コピー「 Book Antiqua」


Palatinoと非常によく似た「Book Antiqua」は、
マイクロソフトが名前を変えてMicrosoft Office と Windows 98 に搭載、
またタイポグラフィのコンファレンスなどで無償配布したことで、
デザイナーのフォーラムなどで世論の反感を買った。

生みの親のツァップ氏も抗議の記事を発表している。


風当たりが強くなったマイクロソフトが
ライノタイプ社に正式に Palatino のライセンスを申し出、
後々、Windows 2000 以降のMicrosoft OSに
搭載されたのが Palatino Linotypeだった。


しかし、なくなると思いきや…Book Antiquaは、
現在もWindowsやOfficeに搭載されている模様だ。

調べてみての感想


活字の時代からある書体だったとは!
マイクロソフトとの因縁があったというのは、
調べて見ないと知らなかったことでした。
知った事で文字に対して敬意が生まれますね。

Macに Palatino Linotypeも搭載されていて、
どう違うのだろう??とも思ってました。
winとの互換性がある方のフォントということですね〜。



参考

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過去の文字の話一覧


2016年10月7日金曜日

カリグラフィのような飾り文字で魅せるフライヤー

【チラシ・フライヤーデザイン】

コンサートチラシ・フライヤーのデザイン~シャンソンの夕べ~フェリーチェピアノサロンスタジオ川口・蕨
表面

シャンソンの夕べ裏面
裏面


今回のチラシのこだわり部分は、タイトル。

オリジナルのタイトルデザイン

英字のスクリプト体やカリグラフィような優雅な線
日本語の文字と組み合わせて、
しっとりと流れるような大人な感じにしたいと思いました。

最後の一文が抽象的ですが…。

シャンソンの歌を頭の中のミュージックプレイヤーにかけて
制作しました。(紅の豚)


この線は、Illustratorのパスで描いてます。
1ptの線→パスのアウトライン→太さを所々調整…といった順で出来てます。

詳しいテクニカルな事はさておき。

唯一無二の手作りタイトルなので、
目を引きやすくなります。


このフライヤーでもう一点、書いておきたいことが、

出演者のお二人の写真のテイストや解像度が違い、
一つの紙面に合わせるのが難しかったということ。


写真の見せたくない部分足りない部分隠すために
色面で区切り、自然に見えるように構成しました。


なるべく解像度の高い(300〜350dpi)写真が欲しいのですが、
なかなか持っていない事が多くて。
最近は慣れてきちゃいましたが…。

写真て大事だなぁってつくづく思います。


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コンサート情報
  • 日時:2016年10月21日(金)18時開演
  • 場所:フェリーチェピアノサロンスタジオhttp://felicepss.com/
  • 出演:吉野あずさ(シャンソン)、井上アキ子(ピアノ)
  • 料金:前売り3,000円、当日3,500円
  • ドリンク付き